購入価格 22000¥
アメリカのイロモノ周辺パーツメーカー、コントロールテックが世に送り出すなんちゃってエアロバー、AERO COCKPITである。
本製品を使用して一ヶ月、思ったことをレビューしていこうと思う。
まずはじめに。本気でエアロポジションを出していこうと思う人は買わないほうがいい。
まず、調整幅が身近すぎる。2.0cmほどしか動かない。限界まで伸ばしてもこの写真のとおりである。
・・・・・。短すぎて、何のためについてるのかわからなくなる調節幅である。完全に悪ふざけである。
ともあれ、少し引き目に腕を置いて使うと、案外気持ちのいい感じにフィットした。私のポジションで、の話ではあるけど。
普段ロードバイクでは出来ない体勢でアウタートップを回す。
このエアロバーを使うまで気がつくことがなかった楽しさである。Ave.40kmで30分ほど回すことが出来た。
貧脚の私が、なんだか早くなった気分。
これは楽しい。
ともあれ、もう少し冷静になってこの製品を見ていこう。
パッドの触感はいい。Vision製のパッドとそこまで変わらない。ただ、コントロールテックのロゴはシールで張り付けれれている。ここはマイナス点だ
長期間エアロバーを使用していると、どうしても剥がれてきてしまうのだ。
パッドはマジックテープ式で貼り付けられており、任意の位置で固定できる。ここで申し訳程度のポジション調整ができるのだろう。
次に、フレームについて。
このフレーム、極薄のアルミ板である。殴ったら曲がりそうな。
おいおい大丈夫かよ・・・、と思っていたが、案外硬い。しならない。
本来前に重心を置く姿勢は良くないのだが、不慮の自体で前に体重をかけても安心できる程度には強度がある。
本製品で一番褒めてあげたい部分、それは先端がくっついていることだ。
以前友人の一般的なエアロバーを使用したことがあるが、どうも握っていると左右にしなる。
だが、この製品は左右にぶれないのだ。
もう一つ。上記では馬鹿にしたが、このバーの短さ、ハンドルの先に長いものがつくのが嫌な人や、ヒルクライムもあるが平坦も多いコースを走る人にはおすすめである。
振って気になるほどの重量や長さではないし、ナンチャッテで使うにしては結構いいポテンシャルを秘めてる。
いわゆるイロモノパーツの宿命だが、この中途半端さを許せる人にはかなり面白いパーツではないだろうか?
価格評価→★☆☆☆☆(この値段は高い。なんちゃってカーボンしかついてないからもっと安くていい。)
評 価→★★★☆☆(色物パーツとしてみれば、まぁまぁではないだろうか?)
<オプション>
年 式→2010
カタログ重量→ 338g(実測重量 341g)