購入価格 ¥5,000
新ホイール組めた記念として、秘蔵の21Cをおろす事にしました。
このタイヤ、絶版になって久しいですが 京都の岩井サイクルというところに最終在庫がありました。
僕の手元にあるコルサエリートは全てそこで買いだめたものですが、
先日お邪魔したところ、25Cが1本残っているだけだと言われました。
23Cなら、ルビノプロG+という代替品が用意されていますが
21Cは やはり絶滅です。うーん・・・
いま嵌めているリムは、スーパーチャンピオンのÉtoile(エトワール)というリムです。
実測重量390g強の (スーチャンにしては)やや重めのパイプリムでして、
経年使用によってリムそのものが反ってしまったので これをホイール組みの材料として使うことはできません。
それはいいとして、なぜ関係ないリムに わざわざタイヤを嵌めているのか説明せねばなりません。
下に貼るのは 新品状態のタイヤの写真です。
エトワールを地面に横たえ、上から空気を入れたコルサエリートをかぶせます。
なんじゃこりゃああぁぁぁあぁ!
リムの内径≧タイヤの外径です。
いくら昭和生まれのローハイトリムとはいえ、まさかこんな窮屈なタイヤだったとは。
実は 21Cは2本持っていて、うち1本は既にカーボンホイールの前輪に取り付け済みなのですが、
その時も異様に嵌めにくかったのを思い出しました。
この後、気合でリムに嵌めて空気を10Bar入れ、24時間放置したら かなりマシにはなりました。
新品のままでセメント接着するのは僕には無理です。
コルサエリート21Cを嵌める際は ご注意ください。(いまどき こんなタイヤ使う人が大勢いるとは考えにくいですが)
ひとつ気に入った点として、耐パンク性能は非常に高いです。
鋭利な小石を踏んでしまい、トレッド表面に大きな傷がついてしまったのですが、
パンクの気配は全くありません。
こちらの方が より抉れていますね。
一般的に、パンク防止ベルトはトレッドの真ん中にセットされるので
サイド部分はカット耐性が低いはずなのですが、こちらもなんともないようです。
タイヤとリムの境目がセメントまみれなのも、嵌めるときに悪戦苦闘した痕跡です。
タイヤ張るのへったくそだな、とか言わないでください。
僕は下りのコーナーを攻める方ではないのですが、50km/hくらい出した程度では
グリップに不安は一切ありません。
21Cという細さが、自転車仲間には妙に心配されますが コーナーで倒しこんでも全然滑りません。
ブチルチューブのタイヤは ラテックスチューブに比べてコーナーでの性能では劣りますが、
コルサエリートはブチルチューブなので、ラテックスチューブのコルサはどんだけ凄いんだ、と期待しています。
ひとつ残念なのは、やはり廉価グレードのタイヤの宿命とでも言うべきでしょうか
バルブの根元の縦振れが大きいことです。
キンリンTB25リムや、TNi Road38カーボンリムはリム幅が狭く
タイヤ接着面の曲率が大きいので、バルブ周辺だけフンドシが浮き上がる現象が より顕著に出ます。
ここは ルビノプロG+で改善されている・・・とは考えにくいです。
ただ、乗って分かるほどの量ではないので 気にしすぎるのも良くないですね。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆(耐パンク性で+1、嵌めにくさで-1)