購入価格 ¥30
防寒グッズを検討していて下記リンクを見て閃いた↓
http://www.cyclesports.jp/depot/detail.php?id=3038一般的に防寒グッズというのは、身体をつつむレイヤーの断熱性や気密性を高めて、身体の熱を逃げなくするもの......つまり保温という発想なんだけど、上の製品は身体以外に発熱するデバイスを用いて暖めようというもの。なんだかエコじゃないけど、一理ある。
そこで試したのは、ほっカイロ とか ドント(古いか?) とか ホカロンと呼ばれている携帯用カイロです。試しにいくつか買い求め試したなかで一番よかったのが、この「ホカロン・ミニ」でした。
これをシューズカバー、丁度脚の甲のところに入れて110km、約9時間程走ってみました(当日最高気温4℃、最低気温2℃/山間部まで行きましたので気象庁発表より幾分寒かった気がします)。私は北国育ちなので、いままで脚の感覚が無くなっても然程苦では無く、多少疲労感が多いかな?くらいにしか考えてなかったのですが、コレ劇的な効果があります。
走ってる時に「ああ暖かいなあ」という感じではありませんが、コンビニ等で休憩しているときにも身体が冷えづらく、走行中もスースーする感じはありません。末端部暖めると大分違いますね。特筆すべきは走行後の疲労感で、なんというか、脚が売り切れるのが遅いというか持久力が高まるというか、そういう印象を持ちました。帰宅後もまだほんのりあたたかでしたので、メーカー公称(下記)、9時間の発熱というのもあながち嘘ではないと感じます。
サイズは実測で約90mm×50mmですからほぼ名刺大、厚みは一番あついところでほぼ5〜7mmですので伸縮性のあるウェアの中にならどこにでも入れられます。グローブにいれてもいいかもしれません。
一寸補記すると、シューズやウェアには所謂化学繊維が多用されている訳ですが、大体の合成樹脂は60℃くらいから物性を変える事が多いです。このカイロは薄手な為かメーカー公称では、40℃以上の温度維持が9時間となっており、最大で70℃ですから長期つかってもギリギリ自転車用品の劣化への影響軽微かなあという思惑もありました。9時間使い切りというのも、日没の早い冬場のサイクリングにはぴったしです。
パールイズミの発熱系商品も気になるにはなるのですが、厳冬期の使用ではないし、メンテ(洗濯)のこともありますので、一般的なシューカバー/グローブの価格と比較するとかなり割高な印象があります。また、重量わずかに20gなので、電池と熱線のコンボよりは軽そうです。無論、カイロの場合使い捨てになってしまいますけど、コスパも高く、十分、温かですので冬場のサイクリングのお供には良いのではないでしょうか?
コンビニ等でもふつうに売られていますのでサイクリング途中での入手性も悪くありません。
価格評価→★★★★★(30円ですよ!!両足で60円・・・すばらしいコスパ)
評 価→★★★★★(末端部が暖かいと、実際の気温は低くても体感上は暖かいです。)
年 式→2012
カタログ重量→不明(実測重量20g/ケ)