購入価格 ¥確か4万くらい(機種代)
発売してから、半年以上使ったのでレビューを書かせていただきます。
スマートフォンには非常に興味があった。しかし、多くのスマートフォンには防水機能は備わっておらず、以前長期ツーリング中に携帯を雨でやられたので自分にとっては防水スマートフォンとは渇望するものだった。そんな中、ライバルのDocomoがT-01CというこのIS04にとって姉妹機種(T-01Cが姉)であるスマートフォンが発売された。AUも追ってIS04を発売することになった。しかもアンドロイド2.2にアップデートも可能という事で飛びついたのだが・・・実はちょっとしたことで非常に残念なことになってしまった。
まず、スマートフォンの特性上、高機能機種なのでCPUもハイパワーなものが積んであるため電池持ちが悪い。まぁこれは買う前から分かっていたことで、これは補助電源を持ち歩くなどでいくらでも対処可能なのでまだ良かった。
次にタッチパネル操作という事。これも同じくスマートフォンの特性なのだが操作が完全にタッチパネルに依存してしまう。それがゆえに防水でなければ問題ないのだが、防水の場合、濡れた状況下でも多少使用することがありうるのだ。しかしこのタッチパネルは静電容量方式という方式で動いているのだが濡れてしまうと暴走してしまい、まともに操作できなくなってしまう。乾いたタオルで拭けばすぐに元に戻るし、表面が軽く湿る程度なら問題ないが、水滴がつくとアウト。これは使って初めて気づいた痛い点だが、これは根本的なものなので仕方がないとして我慢できる。
最後に防水機能であるのだが・・・・これが非常に残念なことになってしまっている。先行販売されたT-01Cは外部から充電できる接点がついていてクレードル(充電台)も付属していたのだが、AUが発売したIS04はなんとこの接点を外してしまい、充電にはmicroUSB接続端子のカバーいちいちを開けて充電しなければならないのだ。これがなぜ問題か?と思われる方もいるかと思うのだが、説明すると防水携帯や防水スマートフォンの場合、いくら防水といっても内部に水が浸入してしまえばアウトなんです。そのため、内部を外部にさらす構造はご法度なんです。ところがIS04はmicroUSB接続端子のカバーいちいちを開けて充電しなければなりません。そのため接続端子カバーを開ける頻度が高くなり、徐々にすれて防水パッキンがだめになったり最悪の場合、爪が折れてしまったりしてしまいます。結果、防水スマートフォンを買ったのに気がついたら非防水スマートフォンになって壊れちまった!なんてことが起きかねません。なんとまあ、AUは余計なことをしてくれたものです。今のところ自分は問題ありませんがネット上を見ると結構このカバーがだめになって問題が起きてるようです。
総評としてスマートフォントしてはとりあえず自分は及第点だと思っています。接続端子カバーの部分がなければ満足といって差し支えなかったのですが、非常に惜しいものになってしまいました。今のAUのラインナップを見てもほとんどの種類がクレードルが付属せずIS04と同じ充電方式のようです。(AUでは唯一PENTECHのMIRACH IS11PTという機種のみクレードルが付属し、接点充電可能の防水のスマートフォンであるようです)そのため、お世辞にも自転車乗り向けのスマートフォントは言い難いものになりました。というかAU自体が自転車乗り向けじゃない体制になってるようです。Docomoは相変わらず接点充電やクレードル、又は無接点充電などをしているのでそちらのほうがお勧めです。(SoftBankは通信インフラの観点からあまり自転車乗り(特に田舎)向けではないと思います)
AUは是非、昔のクレードル、接点充電方式を復活させて欲しいです。上記の通り防水機種で接続端子カバーの開け閉めを頻繁に行うのは良くない、火を見るより明らかなので改善を要求しますが、そうでないならもし次に機種変するときは他のキャリアに移ってしまうでしょう。
初めてのスマートフォンなので色々想定外の事はありましたがガジェットとしては面白く様々な自転車アプリなどもあるので、防水と充電に気をつけながらスマートフォンを選ぶというのは自転車乗りとしてありだと思います。
価格評価→★★★☆☆(性能を考えると安いはずなのだが、やはり昔のことを考えると不満がある)
評 価→★★☆☆☆(なぜドコモ版のT-01Cから改悪してしまったのかつくづく惜しまれる)
<オプション>
年 式→2011