購入価格 約\10000円
Arione CXのフルカーボンモデルで、通常は白と黒しかないが、eBayでGarmin供給品を発見したので購入。つまり、本来はカタログには載っていないモデルだが、Arione CX Carbonの表皮違いなのでこの名前で紹介する。
友人の普通のArioneと比較すると、こちらの方が若干薄い。クッションの厚みの差なので当然こちらの方が硬くなる。また、ベースまで完全にカーボンで成型されているためこちらもほとんどしならない。銀色の部分は恐らくグラスファイバーベースにしてあるため他の部分よりは柔らかくできているが、それでもサドルの中ならかなり硬い方だろう。
レールはFizikお得意のブレードレールで、シートポストのやぐらと互換性が低い事が欠点ではあるが、少々やぐらを締めこんでも全く破損する気配は無い。
トップ部分はフラットだが、後部がわずかに反っているためポジションを決めやすい。前方はほぼフラットなので、反っているサドルに慣れている人には少し違和感があるかも知れないが、前乗りもできるためこちらの方が個人的には好みだ。
長いサドルで有名だが、このモデルだとわずか164gとかなり軽量である。
しかし、この長さのおかげでポジション出しには苦労した。単純に後ろを長くしただけ、とは言われているものの、自分の場合は微妙に他のサドルと先端位置が変わってしまうため、今までの数字が通用しなくなってしまった。そもそも基準とする数値があてはまらなかったため、位置からサドルの位置決めをする羽目になってしまったのだ。そうこうしているうちに他のサドルに移ってしまったため、結局完璧なポジションにはならなかった。
総じて、長さを除けば非常に良いサドルだと思う。ただ、先述の通りArioneを基準、またはArioneに交換する場合は数字だけ見て載せ換えることができないかもしれない事は考慮した方が良いだろう。
価格評価→★★☆☆☆(通常売価は高い)
評 価→★★★★☆(長くなければ満点だった)