アルミについて
購入価格 ¥10くらいからあります
材料としてのアルミですがJISでは
・純Al系 A1100など カバーパネル等 ・Al-Cu系 A2017など 普通ジュラルミン アタッシェケース等 ・Al-Mn系 A3003など アルミ缶等 ・Al-Si系 A4032など 耐摩耗材 エンジンピストン等 ・Al-Mg系 A5052など 一般構造用 機械設備等 ・Al-Mg-Si系 A6061など 押し出し材 アルミサッシ等 ・Al-Zn-Mg-Cu系 A7075など 超超ジュラルミン 機動隊の盾等
この内、自転車用としては6000番台と7000番台が一般に使われています。
・6000番台は比較的安価で成形性が良く、薄くて長いものが得意です。 パイプなどお手の物ですね。 加工性良、耐食性良、溶接性優。 熱処理によって強度up可。 ・7000番台は高強度につきます。 航空機にも利用されていますが、高コストです。 加工性悪、耐食性やや悪、溶接性やや悪。 やはり強度を得るためには熱処理は欠かせません。 単純強度だけならハイテンや安物クロモリにも負けません。 でもたとえば溶接部は当然強度が落ちてしまいます。 フレームとして成立させるにはいろいろ細工しないといけません。 表面に薄く別のAl材貼ったりして。 そうそうKCNCと言えば7000番台ですね。
ところでアルミの熱処理(基本的には焼き入れ)は、 鉄と違い時間と共に徐々に強度低下を起こします。 またアルミは加工により強度が上昇しますので新車の時には その分堅いはずですが、使用と共に衝撃等でだんだん軟化します。
そんなわけでアルミフレームには寿命があると言われているのでしょう。 10年という説もありますが、買った瞬間から劣化は始まっています。 高温だと劣化はより進みますので、自動車内保管とかやめた方がいいですよ。
価格評価→★★★☆☆(普及価格帯なら) 評 価→★★★☆☆(乗らなくても劣化します) <オプション> 年 式→これからもずっと カタログ重量→1gくらいから
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