*初心者~初級者の自転車選び
購入価格 ¥考え方次第ということで・・・
難しい数式やら図面が超苦手な自分としては、 自転車選びを感覚的な表現で書いてみようかなと思いました。
ロード乗りになって半年ほどの自分の経験から、 こんな風に自転車を選びたい、 ある意味、タイムマシンで半年前に戻りたい、 という気持ちも込めて書いてみました。
■自転車仲間■ いきなり、一番難しいかも。 金じゃ買えないし。 ネットで探すのも大変だし、 なんだかそれも違う気がするし。
でも、いるといないじゃ大違い。 素材から細かなパーツまで、 その道の玄人がいれば鬼に金棒です。
■自転車ショップ■ 自転車仲間がいなければ、 単独で自転車ショップに行くことになります。 ただし、お金やカードを持っていくのは最後の最後にしましょう。 勢いで買ってしまうと、 絶対に後悔することでしょうから。
実に難しいショップ選び・・・。 Y之道とか、××箱、▲▲▲写真機・・・とか、 チェーン店で最初の1台を買うのは勇気が要ります。
それ以前の問題として、通販は止めたほうがいいですね。 自分で組める人は別ですが。
その店でどんな人が自転車を組んでいるのか、 信頼できれば構いませんけど、 アルバイトが適当に組んだ自転車を3割引なんかで販売しているようなチェーン店は、そもそも入らないほうがいいでしょう。
基本的には、近所のスポーツ車専門店がいいと思います。 そうしたショップがわからない場合には、 このCBNのBBSで聞いてみるのも一考ですね。
■ブランド■ 店によっては、GもPもBも・・となんでも扱っているところもあれば、 信用できると思うブランドだけを扱うというスタンスのショップもあります。 一概には言えませんが、 なぜこのブランドを扱っているのかを明確に言えるショップのほうが信頼できる気がします。
■完成車を買う■ 最初からフレーム買って、コンポはDura様で・・・ なんて人はまずいないでしょう。
店にある完成車を買う、あるいはサイズに合った完成車を取り寄せてもらうことになるでしょう。
店には、自転車もどきみたいなサイズ測定マシンがあって、 それに乗って寸法を測ってもらいます。 同じ身長でも脚の長さも座高も違うわけで、 あいつよりサイズが小さいからと言って、 気にすることはありません。 メーカーによっても全然違います。
イタリアCの480はアメリカTの500より大きいくらいですから。
■素材選び■ アルミかカーボンでしょう。
クロモリは、ホリゾンタルフレームが好きとか、乗り心地が何とも良いという方が選べばいいかと思います。 ただし、一生に一台、ということなら絶対にクロモリですね。 鉄(正確には鋼)は結晶構造的に非常に安定しています。 もし組成を変えるなら、1200度くらいの熱を加えて圧延する必要があります。
多くの方は20万円台で、アルミ/カーボン+105/Ultegraで悩むと思います。 アルミ+Tiagraで15万円未満というのもありですが、安全に乗るなら105以上がいいでしょう。 ※Tiagraはブレーキが甘すぎるので。
■アルミ■ 最初はアルミでいいや、という人のほうが多いでしょうか。 乗り続けられるか自信もないですからね、普通は。
アルミを長年研究してきたメーカーも、今では主力はカーボンです。 つまり、アルミはこれ以上の進歩は少ない、完成された素材と思います。
しかし、アルミでロングライドするのは結構疲れます。 (年齢にもよるのでしょうが) フォークがカーボンでも振動は拾います。 腰は痛くなるし、肩も痛くなるし・・・40才オーバーの方はカーボンのほうがいいかもしれませんよ。
■カーボン■ これこそ、選択が難しい素材でしょう。
各社、自分のところのカーボンがNo.1みたいなこと言ってますが、 所詮は東レや三菱などのカーボン素材メーカーが、 どんな素材を供給しているのか、 そしてどんな素材をもとに下請けがフレームを成形されているかによって、 性能も値段も全然違います。
一つ言えるのは、安物に良い物はありません。 安くするために、台湾、そして支那で作っています。 安いのには、きちんとした理由があるのです。 手抜きして作るのはもちろん、作ったあとのサポートもしてくれません。
高ければいいかというと、これがそんなことはないわけで・・・。 フレーム生涯保証というメーカーもありますが、 壊れないわけではないでしょうし、 カーボンには寿命がありますからね(10年くらいらしい)。
■コンポ■ 先述の通りですが、Tiagraはブレーキが甘いので避けたほうが無難です。 105かUltegraにすべきでしょう。
ただし、Ultegraにしたから偉いわけではありません。 スピードが出るわけでもありません。 シマノの場合、値段と性能、耐久性が見合っているのがコンポである、 そう考えていただければいいと思います。
完成車には、ブレーキをTektro等のサードパーティー製にしているケースが多々あります。 これはほとんどのメーカーが、完成車を安く仕上げるためです。
私としては、 こんな完成車メーカーもブレーキメーカーも世の中から消え去るべきと思いますが、 多分、自転車が世の中から消えてしまうと思います。
もしサードパーティーのブレーキが付いていたら、 福沢諭吉を足して105に変えるか、ワンランク上の自転車にすべきでしょう。
カンパのことは知りません。 値段が相当高いようですが、 日本向けの値付けなんでしょうか?
デローザR848を105で組んで、 25万円以下で販売すれば爆発的に売れると思うのですが、 過去の付き合いでデローザは完成車は全てカンパらしいですね。
性能、耐久性と価格が見合っていれば、シマノでもカンパでもどちらでもいいと思います。
■ホイールとタイヤ■ 安価な完成車には、シマノ・R-500とヴィトリア・ザフィーロという、 史上最低のホイールとタイヤを装着して販売されているものが多数あります。
日本が誇るアンカーのホイールを良くみてください。 日本製クロモリで名高いRNC7の完成車は、すべてR-500です。 日本メイドで24万円。 今中さんブランドのInterMaxのRaysを見てください。R-500+ザフィーロの黄金の組み合わせ。 台湾メイドで118千円。
他にも、値段を安くするため初心者では扱いにくく、 むしろ上級者向けではと思うような組み方をした完成車が存在します。
最低でもホイールはマビックAksium、フルクラムRacing7、 できればシマノUltegra。 タイヤはエクステンザRR-2、ボントレガーR3クラスにして、 手離し運転でも直進するような完成車を買いましょう。
■サイコン■ スピードの出る乗り物ですから、サイコンはあったほうがいいでしょう。 平地でも、時速20kmなのか25kmなのか、 同じように感じることがあると思います。 その時に同じブレーキングで大丈夫だと思いますか? サイコンがあれば、スピードに応じたブレーキングが可能になりますよね。
■ヘルメット■ 最初は似合わなくても、 被っているうちに頭の一部になぜか思えてくるところが、 自転車用ヘルメットの良い所ですね。 コンビニ行っても外さないのが、本当のオシャレかも。
■ライト■ 前2箇所、後1箇所、そんなところでしょうか。
■メンテナンス■ 空気入れ、タイヤ交換、チューブ交換、チェーンに油・・・ それくらい出切れば十分です。
スプロケを外して1枚ずつ掃除・・・なんて必要ありません。 後輪を外してからディグリーザーを吹きかけて水で流せばきれいになります(反対側に水が掛からないyほうに注意する必要はあります)。
むしろ、信頼できる自転車ショップで月に一度でも相談に行って、変速ワイヤーやブレーキのメンテとかが重要でしょう。
■その他■ やっぱりウェア選びでしょうか。 最初は真珠泉などの安いメーカーでもいいと思いますが、 体型が安定してきたAssosにするのがいいでしょう。 海外通販で買ってもあまり安くならないし、 国内で購入すれば保証が手厚いので、 なじみの自転車ショップで買うのがいいでしょう(私はまだですが)。
で、私は 2010年5月 InterMax Rays購入、4000km/半年 2011年1月 TREK Madone6.2購入、まだ100kmくらい・・・。
最初はアルミでいいと今でも思っていますが、 フル105のTREK2.3あたりにすればよかったかな、 と思ってます・・・。
(Madone6.2のレポートは、絶対に今月中に書くつもり)
価格評価→☆☆☆☆☆(無料ですんで) 評 価→☆☆☆☆☆(読んだ方に参考にしていただければ) <オプション> 年 式→2011 カタログ重量→ g(実測重量 g)
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