購入価格:¥1,728(三洋堂書店)
昭文社が出版しているモーターサイクル用地図。自動二輪(オートバイ)を主眼とした記述が多く見受けられる。
各地域ごと(北海道、東北、関東甲信越、中部北陸、関西、四国・中国、九州沖縄の計7区分)に分冊されている。
通常版とリング版(B5版、¥2,800+税)があり、通常版を購入した。
通常版はA5版で360°曲げてもページが外れないPUR製本という体裁を採っている。
縮尺は1:140,000。地図上の1cmが1.4kmとなる。
今年の長旅はちょっと違ったものにしよう。と思い購入したのがこれである。
自転車用の地図として買う人はどれくらいいるんだろう。
以前までは、目的地を予め決めてルートを決めていたが、今回はルートを策定して目的地を決めることにした。
やはり、GPSと比べると優位性は劣ってしまうが、あえて紙の地図を買ったのは以下の3点の理由から。
・安い
・すぐに使える(誰でも使える)
・書き込みができる
今年はツーリングの計画を立案するのが遅かったため、急拵えで準備できる紙の地図をつかうことにした。
携帯がなるべく容易でかつ情報量が多く継続的に利用できるものが欲しかった。
私が重要視したのは、情報量が多いという点。
初めて行くルート、慣れていない道を走るには少しでも多くの情報が必要だと考えたためである。
方向音痴だからなおさら。
書き込みができるのもポイントとして大きい。
ツーリングマップにの書き込みは、以下の文具を使っている。
・3色ボールペン(黒・赤・青)
・付箋(インデックス・見出しの2種)
・蛍光マーカー
蛍光マーカーの使用は、上記flareさんのレビューを読んで参考にさせて頂いた。
私なりの使い方は以下の通り。使い方は人それぞれなのでほんの参考程度で。
ボールペン・・・ルート記入(黒)、記録記入(青)、道路概況、進入禁止などの順守事項の記入(赤)
付箋・・・注意事項・コメントや分岐を書く一口メモ。インデックスは記入ページをいち早く検索できるようガイドとして。
蛍光マーカー・・・実際の走行ルート
前述の通り、自動二輪のツーリングを目的としているため、情報量が多いのも特徴。
道路の概況(交通量、路面状況等)はもちろんのこと、
道の駅、観光スポット、宿泊施設(キャンプ場・温泉施設)などの情報が事細かく書かれている。
美味しい料理店の紹介もくまなく紹介されている。これは私にとって嬉しい誤算であった。
その他にも、おススメ露天風呂、ツーリングコース、ミステリースポットなどなど。
長年のノウハウが蓄積されていて、見ているだけでこっちもわくわくする。ほんとに。
まさに旅のエッセンスが凝縮された一冊である。
難点はやはり携帯性。地域ごとで分冊されているものの、私が買った中部・北陸版はゆうに200ページを超えている。
ロングライドに持参となると、重量・荷物スペースの面でかなり苦労する。嵩張るし地味に重い。
パックパックに詰め込む際にも持っていきたい荷物との兼ね合いで苦労した。
それと、ルート選定の際に情報を見てツーリングのルートを決めていく行為自体に満足し、
その場所へ「行ってもいないのに行った気になってしまう」ことがよくあった。
行ってもいないのに旅をした気分になれる。これは何だか贅沢な欠点じゃないかと思う。
大きな幹線道路の記述が目立ち、その他の道路情報があまり目立っていないように見えるのは致し方ないかも。
あと、紙なので雨天の取り扱いには注意したほうがいい。じゃないとこうなってしまう。
(雨に濡れて型崩れしてしまった)
価格評価→★★★★★ (情報を網羅してのこの価格はお得)
評 価→★★★★☆ (GPSもいいけど紙の地図もまたいい)
<オプション>
年 式→2014
カタログ重量→492g