購入価格 ¥8000位
手に取ってみた感想。
軽い、とにかく軽い。ペラペラ。
CRONO EVO CS2でカタログ値165とあるが自分が購入したのは実測で179と180gだった。
ミヤタのテープで貼っても確実に200g以下におさまる。
当方トレーニング用には300g近いチューブラーを使用してたので、さすがに外周部で前後合計200gちかく軽量化すると、ビックリするくらい漕ぎ出しが軽い。
極端な話、羽が生えてたような軽さ。あまりに軽すぎてペダリングがおかしくなり、慣れるまでダンシングがぎこちない。
ラテックスチューブのため、コルサEVO-CXなどと一緒でエアの抜けは早い。
朝入れても翌日ペッタリ。この辺はもう慣れた。
乗心地は普通。各社トップグレードのタイヤと遜色なし。でもこのタイヤの狙いはソコではない。
エアを高圧に入れると、転がりは鬼。抵抗なんてクソ喰らえみたいにコロコロと転がる。
ヴィットリアも、耐久性・乗心地無視、とにかく軽さと低抵抗を狙ってる。
実際にヒルクラの大会で使ってみた。20数キロ程度の使用ではまるで磨耗していない。
こりゃ大丈夫だと喜んで次の大会でも使用。まだ減らない。というかバリ溝。
そして次の大会も使用。まるで減ってない。
そして運命の4回目。スタート直前のウォームアップ時。
「パンッ、プスー…」という音とともにパンク。え、ウソ?
普通に道路を試走中だった。ガラス片やクギではなく、小石の角が刺さったらしい。
あわてて予備のチューブラーホイールからタイヤを剥がしてテープで貼りなおして対処したが、これが本番だったらアウトだった。
ダメになったタイヤを輪切りにしてみて理解した。トレッド部の厚みがコルサCXより薄い。この状態でまだ 100キロ程度。
使ったタイヤをよく見ると所々穴が開いてきている。通常のタイヤであればどれもチューブまで届くような深さではない。
しかしこのタイヤにとっては危険な状態。いくら耐パンクベルトがあっても、チューブまですぐ届きそうな薄さである。
自分なりにこのタイヤの使い方を考えてみた。
TTやヒルクラに使用する記録狙いの完全決戦用タイヤ。
新品時から1回目の使用ならパンクの可能性はかなり低い(パンクしたら運が悪かったと諦めろ)
よって記録狙いなら新品を使用すること。
再使用の場合は、事前によくタイヤの状態を見て、デカイ穴がいくつも開いてる場合には使わない。
できればミヤタのテープで貼って、スタート直前まで予備のタイヤを携行することをオススメする。
走行中は少しだけゴミや小石に注意すること。極端に神経質になる必要は無い。
下山時にはエアを少し抜いて下るのがベター。
もっと軽いタイヤもあるが、パンクリスクを考えると、このあたりが限界だと思う。
今のホイールから前後で〇〇g軽量化したらどうなるのか?
誰でも一度は考えたことはあるだろう。このタイヤ2本買えばそれを体感できる。
難点
コレに乗った後、トレーニング用に戻すと、漕ぎがとにかく重くて嫌になる
モデルチェジでバルブが赤色に変わって、アクセントになってるが、好き嫌いがある。
ディープリム使用者は専用のロングバルブを別で購入する必要あり。
価格評価→★★☆☆☆(耐久性を考えるともうちょっと安く)
評 価→★★★☆☆()
カタログ重量→ 165g(実測重量179/180g)