購入価格 ¥24000円くらいだったと思う@国内通販
ばかやろう!!
「私と自転車どっちが大事なの」だと!?
自転車こそが心身の健康の源だということがわからないのか!!
確かに自転車をやることに悪い部分も多少はあるだろう、だがメリットのほうが圧倒的に多いんだよ!!
どうやら、ただ大きな声で罵倒しても、お前を納得させることは無理そうだな・・・
そういえばちょうど今、俺のかつての恩師に手紙を書いているところだ。これを紹介することにしよう。
小林先生、お元気ですか。暑い日が続きますが、お変わりありませんか。
こんな暑い日は、先生と出会ったあの夏の日を思い出します。
あれは俺が高校二年の頃のある夏の日のことでした。
俺はいわゆる不良で、その日も体育館の裏で隠れてタバコを吸っていました。
プハァァァーーーー!
俺の横隔膜が深々と上下し、休火山のごとく悠々と煙を吐き出す。
俺「がははは!やっぱ、タバコはラッキーストライクが一番だな!!」
そこに現れたのが、小林先生と教頭先生でした。
小林先生「なおき!!何タバコなんかすってる!!」
当時「生徒死導のつよし」と不良から恐れられた先生から放たれた豪腕パンチは俺の顔面を捉え、俺はラッキーストライクをくわえたまま高々と宙に舞い上がりました。
そして先生のななめ後ろから教頭がこういったのです。
教頭「喫煙は一ヶ月の自宅謹慎停学ですよ!!覚悟しておきなさい!!」
しかし、先生はその発言をさえぎってこう言ったのです。
小林先生「教頭先生。なおきの処分は俺に任せて頂けませんか。」
どんな罰が待っているのか、停学よりもはるかに厳しい罰が待っているのではないだろうか、俺は恐怖しました。
連れてこられたのは、トレーニング室でした。
部屋のすみの鏡の前に、なんだか見慣れない器具と自転車がありました。
デヤァァァァァァァァァァー!!!
先生の気合が部屋の空気を一瞬にして変え、トレーニング室にこだましました。
血管の浮き出たその大腿四頭筋とハムストリングスは俺の胴回りと同じぐらいの太さがあるようにも見え、周囲を圧倒的する存在感を示していました。
よくよく考えてみれば、先生は30歳を越えていたのに、高校生だった俺たちが束になってもスポーツで勝つことはできなかったし、あらゆる面で若々しかった。
今にして思えば、その秘密は自転車にあったのかもしれませんね。
「なおき、30秒全力だ。やってみろ。」
俺は思いました―――
るっせーな。こんな自転車がなんだってんだよ。
俺は中学でヒジを痛めるまでは野球部のエースだった男だ。
30のオッサンにできることができないわけがないだろ ―――
ヌォォォォォォ-!!!
気合とは裏腹に、さっきの先生のようにはスピードが上がってこない。
それだけではなく股間が痛くなり、やがて体重を支えることすらできなくなり、徐々に上体がハンドルにもたれかかる。
それを見ていた先生は、あれ―――そう、忘れ得ぬあれを俺に見せたのです。
先生「股間が痛いか?これを貸してやってもいいぞ」
俺にとってのレーパン初対面の瞬間でした。
あんなおさるのもんきちパンツ一丁で公道を走る自転車乗りは、当時の俺には理解できないものでした。
ここまで書いて、俺は筆を置いた。
結局俺は股間の痛みに耐え、その日のトレーニングを終えた。
「なおき、お前の停学は見合わせる。その代わりに、今日から3ヶ月、毎日放課後にここへ来てトレーニングをしろ」
そして、その日から毎日、アップ、7分間200ワット維持を4本、20秒全力インターバル、クールダウンの繰り返しの毎日が続いた。
そして俺は約束の三ヶ月を過ぎても、そのまま卒業までそのトレーニングを続けていた。
そして、今、卒業してから1年が経つ今でも、まだ自転車は続けている。
先生、在学中はいろいろとお世話になりました。
先生に教わった自転車、すごく役に立っています。
骨盤が起き、姿勢もよくなりました。
それに、なんだか自分自身に自信が持てるようになったと思います。
身体が疲れきっていても、どこか心に清々しい満足感がある。
あの夏のトレーニングは、「心と体を鍛えることは何ぞや」ということを教えてくれました。
自転車はずっと続けていこうと思います。
P.S
今度、福岡センチュリーランという大会に出るつもりです。90kmは未知の領域ですが頑張ります。
タバコの罰として始まった自転車は俺の肉体を変えただけではなく、心にもまた代えがたい満足をもたらしたのである。
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要点をまとめます。
2009年、12月。
雨天、冬季積雪時など、実走できないときのトレーニング用に購入。
オプションで使用可能のワットマスターは使ったことありません。
ちなみにV150は現在は生産終了。
今はV130に相当するラインナップと思われます。
以下、いいところと悪いところを。
◎きちんとトレーニングできる。
信号停止なし、交通事故なし。
「心拍150を5分間維持」など計画したプログラムを確実に実行できる点は、ある意味実走以上。
手もとのリモコンで負荷が調整できるのもいい。
「一番重い負荷なんて使い道がない」なんてことはなく、どの負荷もちゃんと使い道がある。
○ポジションの調整に役立つ
クリート位置、サドル高などの調整に便利。
○静かである
家人いわく、ローラー台トレーニングに伴う騒音、振動は全く気にならないそうだ。
ただ、一回だけ、階下の住人から「ゆうべ何かやってました?」と尋ねられたことがある。
うるさいわけではないが、「低周波の、正体のわからない音がどこかから聞こえてくる・・・何だろうねぇ」と話していたそうである。
やばっ。ごめんなさい。夜9時以降は乗らないようにするとともに、同ミノウラのトレーニングマットを購入した。
後日たずねたら、それ以降聞こえたことはないそうである。トレーニングマットは有効。
○古タイヤを有効活用
ローラー台専用タイヤも発売されていますが、私は不要だと思います。
賞味期限の過ぎた古タイヤで充分。
タイヤ粉が飛び散って床を汚したりもしません。
▲実走感
実走時に働く慣性が少ないので、ペダリングをやめるとすぐ失速する。
それでいて、速度を上げていくとそれに対応して負荷が上がらず、青天井に加速してしまう。
(速度の二乗に比例するといわれる空気抵抗がないのだから当然だが)
そのためか、やはり実走とは感覚が違う。
「登坂時の走行感と似ている」という人もいる。
そうかな、と思うがそれでもやっぱり違う。
まぁ、あんまり追求することでもないだろう。
▲膝への負担
自転車が傾いて負荷を逃がすことがないからだろうか、若干膝への負担が大きい気がする。
やったことはないが、仮にローラーばかり長時間、高負荷でやっていると、故障のリスクがあるかも。
▲ダンシングの練習はできない
当たり前ですね。
あ、手放しダンシングの練習にはいいです。
▲当然ながら大汗をかきます
これはローラー台にせいではありませんが。汗対策は必須です。
気合を入れて10分でも漕ごうものなら、汗がハンドルにフレームに床に滴り落ちます。
▲退屈である
そりゃね。自転車トレーニングそのものが目的でないとやってられません。
退屈対策は必須。ツール総集編などはおすすめ。
【おすすめの使い方】
○心拍やケイデンス、時間を管理してのトレーニングに向いている。
○安心してスピンアップ(最高ケイデンスに挑戦)ができる。
ただ、私の場合、ローラーでは210回転回せるが、実走では160回転がやっと。
暴れる車体を押さえてキレイにまわさないといけない実走とはやはり別物である。
○イベント前後のウォーミングアップ、クールダウンにも。
ただし、場所によっては蚊が集まってきます。
虫除けはあったほうがいい。また、長袖ウェアでも多少緩和できる。
他のローラー台を知らないが、現時点で買い換えようとは全く思わない。
おおむね満足です。
ただ「実走感がある」「スキルアップが期待できる」3本ローラーには興味がある・・・
価格評価→★★★★☆(まぁこんなもんでしょう)
評 価→★★★★★(トレーニングするにはローラー台は必須)