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ググったら動画を発見したので、見ました。
http://www.dailymotion.com/video/xctluq_bianchi-rstyyyyyyyyyy-1-2_newshttp://www.dailymotion.com/video/xctm56_bianchi-rstyyyyyyyyyy-2-2_newsこの番組の作り方についての評価は、★☆☆☆☆です。
台湾サイクルショーまで押しかけていって、どう考えても何も知らないはずのRSTのお姉ちゃんにインタビューするのはフェアではないと思いました。しかし、問題提起としては価値があると思いました。
誰に責任があって誰が責任を取るのか云々という話は、個人的にはものすごく単純で、ブランド名を貸したビアンキが全責任を取るべきだと思います。
名前を貸すというのはそれくらい大事なことではないでしょうか。
しかし、台湾サイクルショーで突撃取材されていたビアンキの現社長は、何らかのかたちでの有責性について仄めかすことがなかったので、少し残念な感じがありました(という印象を視聴者に残すために、無茶な取材がなされている印象も受けました)。
一方、サイクルヨーロッパジャパンの社長さんは、自分たちに全く責任がないとは言えないかもしれない、というようなことを言っていて、普通に好感が持てました。
また、以下のページでは次のように書かれています。
http://www.cycleurope.co.jp/important_news.html「事故が発生した事は事実で、事故発生後より、被害者様と弊社双方の弁護士間で話し合いを進めておりました。ただし直接の原因につきましては、現在まだ判明していないという事が弊社の認識です。
当該モデルは2002年型バックストリートで、当時の国内での企画を含めた卸業者は弊社では無いとはいえ、製造物責任法上、弊社に有責の可能性がある事も事実であり 重く受け止めております。」
裁判の行方がどうなるかは別として、まともな受け答えであると思いました。
企画したのはアキボウだとか、製造したのはRSTだとか、ディストリビューターはサイクルヨーロッパジャパンだとか、そういう話は、買い物をするエンドユーザーにとってはどうでも良い。「ビアンキだから買う」というマーケットが存在し、「ビアンキの名前を冠すれば売れる」と踏んで名前を貸したわけだから、ブランドがまず責任を表明すべできはないかと思います。
日本人は、中国人・ロシア人・ウクライナ人とともに、世界で五本の指に入るブランド大好き民族。ヨーロッパのサイクルメーカー各社もそれを知らないはずはなく、ある程度はそうした日本人の「ブランド信仰」をあてこんで商品を流通させていると思います。
ブランド信仰は個々人の自由ですが、「有名ブランド=信頼できるブランド」という図式は、企画モノ自転車にはあてはまらないということがよくわかる番組でした。
評 価→★★★☆☆