購入価格 ¥14,280
【メーカーHP】
http://www.ismseat.com/products_road.htmBAR TAPEの方で新しいサドルについて相談し、心の中ではアリアンテかアンタレス辺りを買ってみようと思っていた。
思っていたのだが…
cyclowiredで偶々この記事を読んだ。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/26642今回サドルを変える一番の要因が、血流が悪くなる事に起因するであろう痺れ。
CB名無しでもレビューは無かったので、人柱的に衝動買い。
こういうIYHばかりするから使わないパーツが増えていくんだ…orz
ここ近年のトライアスロンで使う選手が多くなったというISMのサドル。
実際にはその異質な形状が際立つ。
自転車のクラブ内でも実際見せてみた所、ほぼ全ての仲間が『何か変』というイメージを持ったらしい。
裏側形状はこのような形。
レールはクロモリ製。
全体的にしなりは少なめ。
サドルの表面は全域に渡りゲルが封入してある。
とは言ってもグニュグニュするような座り心地ではなく、ゲルを高密度でパンパンに入れてみました的なしっかりとした座り心地である。
自転車にセッティングして120km程走ってきた。
当初は基本に従い、水平をとって設置。
しかしこれがまた痛い。
何より二つに分かれている前部分が腿に辺り非常に気になる。
全体的に長さが短い分、前部分は太めなのだ。
これはおそらく違うな、という事で再度取り付けなおし、今度は前下がり気味にしてみる。
その後何度か角度を調整した所、しっくりと来る角度に漸くたどり着いた。
後に残ったのは、快適性。
血流を妨げないという触れ込みは正に本物。
今までのサドルでは暫くシッティングで走った後、ダンシング等で腰を浮かせた際に股間から血が足にじわっと流れていく感覚がどんなサドルでもあったのだが、これは一切それが無い。
また前乗りになってもそれは変わらず、快適なサドルである。
下ハンを握っていてもそれは変わらない。
実に快適。
坐骨に関しては若干の痛みはあるものの、今までに比べれば断然少ない。
実際サドルの前後で位置を変えても痛みは無いが、実質のスイートスポットはほぼ1点であると思う。
多少前後に動かしても、最終的にはその位置が一番しっくり来るというのがこのサドルのポイントかもしれない。
当然ながら120km走った後に股間付近の痛みや血尿は一切無し。
半分の距離程度なら俺の尻でもレーパン無しで行けるかもしれない。
サドルの表面は一般的なサドルの物と変わらない。
耐久性に関してはこれからだが、丈夫そうに見える。
またレールに関しても一般的なレール幅なので、クイック系サドルバッグも取り付けられる物が殆どだろう。
とまぁ良い所を書いてきたが、若干のマイナス面もある。
快適性と引き換えにした重量の増加。
カタログ重量は310gだが、実際は350g程あった(但しキッチンスケール軽量)。
スポーツライド系サドルとしてはかなりの重量だろう。
何よりも見た目の異質さは、誰が見ても感じるだろう。
重量は多少増加しても、この快適さは捨て難い。
それ位の乗り味を提供してくれるサドルだ。
しかしこの形状、以前何処かで見た事があるなぁ…と思っていたのだが…
biriken3氏のSELLE SMP Strike TRK レディースサドルの最終型。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3912&forum=15#forumpost10173これだったか…w
とりあえず、何にしても当面はこのサドルを使っていこうと思っている。
次に買うのは同じくISMの同系の物かもしれない。
とりあえず、今の所は大満足である。
価格評価→★★★☆☆(高くは無いが、安くも無い)
評 価→★★★★★(快適なサドルは体にも心にも良い)
快適評価→プライスレス
<オプション>
年 式→2010
カタログ重量→310g(実測重量350g但しキッチンスケールによる)