しばらく楽しんだので、追記。
まずはソフトウェアについて。
主に使うのはVRトレーニングモードとReal Videoモードというもの。
VRトレーニングモードは、まさにゲーム感覚。
メインのコースが4つ程度あり、さらにそのコースのどの部分を走るかを決める。添付画像の上左がコース選択画面である。
トレーニングが開始されると、添付画像上右のような画面となる。ハンドルを切ると画面内のプレイヤーキャラクターもハンドルを切り、道路の範囲内で自由に動ける。コースアウトすると転倒し、転倒中は復帰するまでペダルが大変重くなる。
画質は添付画像の通りで、一昔前のゲーム、といった感じであるが個人的には十分。
Real Videoモードは、まさにツール感覚?
別売されているコースDVDを購入すると使用可能となり、実際のコースを体験できるものである。トレーニング中は添付画像左下のような画面となる。
このモードでは、ハンドルが効かない。映像は速度感応であるので、ゆっくり走ればゆっくり、早く走れば速く動く。もっとも、元の映像の再生速度を変化させているだけであるので、ゆっくり走っていたときに抜かれた車に、早く走ったら追いつくなどという事は起きない。
画質は添付画像の通りで、さすがにそれなりに綺麗である。
両モードとも、画面上に経過時間、現在スピード、ケイデンス、出力、現在の勾配が表示される。ケイデンスはどうやって計算しているか不明だが、全く当てにならない。他は重宝している。VRトレーニングモードではコース断面図と現在地点、Real Videoモードでは現在地点のみが表示され、これも便利である。
最大の売りであるネット対戦については、まだしていないので不明。惨敗が嫌なのでまずは貧脚を治してから、と思っているのだが、最近
貧脚は不治なのではないか
という現実逃避にとりつかれてしまっている。
次にハードウェアについて。
騒音については、けして静かではない。負荷ユニットが電気式なので、ヒュインヒュインと音がする。自分は1階に住んでいるので階下の人の心配をする必要はないが、隣りから苦情が来たら嫌なので制音マットを下に敷いたところ、だいぶマシにはなった。しかし「静かである」とは言えない。
そして必要パソコンスペックについて。
付属する2本のソフトの要求環境はほほぼ同じであり、下記の通り。
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CPU:Pentium4(3.0GHz)
メモリ:2000、XPは1GB、Vistaは2GB
グラフィック:256MB以上のメモリを積んだ、DirectX9以上に対応するビデオカード
共有メモリは不可で、GeForceFX以上を推奨
HDD:インストールに850MB以上の空き容量が必要
その他:空きUSBが1端子、DVDドライブ
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正直なところ、ソフトの割に要求スペックが高すぎる気がする。特に大半のノートPCではグラフィックについての要求を満たすのは厳しいのではないだろうか。
とはいっても、自分は上記スペックを満たしていないノートパソコンで使っているが特に大きな問題は起きていない。そりゃあ多少は起動が遅かったりするが、トレーニングが始まってしまえば処理落ちもなく、全く問題ない。
参考までに、自分が使っているノートPCのスペックは
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モデル:Lenovo ThinkPad T60
CPU:Core duo 2GHz
メモリ:1GB
グラフィック:MobilityRadeonX1400 メモリ128MB
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である。RealVideoモードのほうがハードウェア負荷は低い様子。まあDVDビデオを再生しているだけだから負荷が高い理由が無い。
最後に、(ある意味)どうでもいい事
負荷ユニットが電気式なので、下りでは負荷ユニットがモーターに早変わりし、漕がなくても勝手に後輪が回る。急な下りでは止めるすべのない爆音となるので勘弁してほしいこともあるが、困るなら全部登りのコースを走ればいいだけの事。
ある時はトレーナー、またある時は電動アシストと、まさにアメと鞭を使い分けながらのトレーニングを実現させている。こんなローラー台は他には無い。
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★★★★☆ 未だ後悔はしていない。