購入価格 ¥熱帯雨林で2.2k
CR2032を使用するKnogのFrogなんかよりも少し小さいサイズのライト。
こいつの凄いところを端折って言うと
・USBでリチウムポリマー充電池に充電
・ランタイムは連続で4.5時間、点滅で36時間
・最後まで明るいリチウムイオンポリマー電池。しかも充電インジケータつき
ここで書くよりよほど分かりやすいので、スペックは公式サイトで。
http://www.unico-jp.com/gemini.html夜に長時間走るわけでもないし、と、ライトは小型で目立たないものを選ぶ人も多いと思う。
明るい街中なら点滅で周囲にアピールする程度のライトで十分だし。
だがこの手のライト、コンパクトなのはいいが電池が高い。
殆どの小型フラッシャーに使われているCR2032コイン電池は電池寿命を考えると割高なのは否めない。
で、私を含むケチな人たちは明らかに暗くなってからやっと電池交換をしたりするわけだ。
ケチでなくとも、徐々に暗くなるライトには案外気づかないものだ。
そこでこのジェミニ君の登場。
メモリー効果のほとんど無いリチウムイオン電池に毎日満充電できる。
ランタイムは短いが、泊りがけのツーリングでもない限り十分。
充電にかかる電気代なんてタダみたいなもんだ。
ライト裏側のゴム蓋をめくったらUSBのminiB端子が出てくるから、そこにケーブル突っ込めばいい。
充電インジケータまでついている。素晴らしい。
で、明るさはどーなの?
真っ暗な道でも、なんとなく地面を照らせるくらいの力はある。
大きさから予想したよりも随分頑張ってるな。というのが率直な感想。
安くて明るくて2LEDなInfini Amuseと比較してみた。
Amuseは持ってる人多そうだし、比較用に買ったもの。
比較用にライトを買うあたり、そろそろ病気かもしれない。
2LEDライト対決。左がアミューズで右がジェミニ。
アミューズのほうが明るい。周辺光は写真ほどには違わなかった。
色味の違いは見た目どおりかな。ジェミニは青みが強い。
Knogの1LEDライトもあればよかったが、残念ながらリヤ用しか持ってない。
さすがにこれまで買う気にはならなかったw
ジェミニの点灯パターンは、スイッチを一度押すと点灯、
もう一度押すと左右LEDが交互に点滅、さらに押すと消灯する。
何種類も点滅パターンがあるのは操作が面倒なので、最低限の機能なのは高評価。
さて、褒めちぎったところで、そろそろ気になる部分に触れていこう。
まず、見た目が安っぽい。
中の電子回路やLiPo電池を見せたかったのだろうが、
透明なボディは質感に乏しい。知らない人が見たら100均ライトかと思うぞ?
大体、トランスルーセントが許されるのはiMacまでだよねー?
そして固定方法。尻尾から伸びるゴムひもをぐるっと回して、ライト前部の溝にはめる。
やっぱり安っぽいとか、千切れないのかとか、ずれないのかとか心配になるけど
意外とちゃんと固定できてる。25.4mmも31.8mmもいけた。
見た目ほどには悪くない。何より、劣化しても自作できそうだし。
また、ボタンがちょっと渋い。タクトスイッチなんだけど戻りが悪い。
もしかしたら防水性を確保するためにきつめに作ってるのかもしれん。
そして、最大の問題。
スケスケボディのせいで眩しいぜ!
街中はいいけど暗い道だと目がチカチカして鬱陶しい。
公式サイトのモニターレビューにも同じ意見があって、
私の個体はライト周りが梨地になってはいるが(そのせいで写真では前部が面的に光っているように見えている)、効果なし。
二つ上の写真を見たらわかるけど、わざわざ庇まで造形されているのに…
解決策は二つ。
1:ライトをハンドル下側に取り付ける。
2:眩しい部分を塗るなりテープで塞ぐなりする。
これで実用に差し支えなくなるかな。
そうそう、リヤ用のORIONというモデルもあるらしい。
前に高出力ライト付けてる人たちはこっちのほうが重宝するかも。
価格評価→★★★★★ 初期投資は高めだが、ランニングコストがゼロ近似
評 価→★★★★☆ 見た目安っぽいのと、うおっまぶしっ
実測重量 11g