購入価格 本体 ¥39,800円だったか(2004年梅田ヨドバシ)
2009年春をもって販売を終了しており、市場在庫が流通するのみ。
数秒で折り畳め、専用輪行袋を上からかぶせてホイール部分を露出させると長い通路の移動にも重宝する。
空港やターミナル駅にある大型コインロッカーに収容可能。巨大なボンベが陣取るタクシーのトランクにも難なく入る。
重量は13kgとかなりあるため、航空機に手荷物として搭載する場合、他の手荷物を大幅に削減しないと重量制限に引っかかるだろう。
小径・ショートホイールベースのため旋回性能は極めて高い。道幅3mあれば難なく乗って漕いだままUターンできるどころか、その場で何周でも目を回すまでくるくる回っていられる。
小径車故登坂能力も高い。(…一般車と比較してだが)
タイヤ・チューブの入手性、段差などでの走行安定性を考慮した場合、実用となりうる最小サイズの自転車と思われる。
車歴
大阪に赴任した際、マンション住まいで自転車置き場もなく、玄関のたたきに畳んで置いておける自転車として購入。2年間時折輪行通勤、主に近所の買い物、休日リムジンバスに積まれて伊丹空港ポタリング
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5035&forum=124&post_id=8131#forumpost8131などに使用。さいたまに戻ったあと2年程専用輪行袋の中で熟成を重ねる。その後半径3km圏内の移動に使用。2008年10月、杉並の和田サイクルさんに於いて外装多段化などの改造を行う。
フロントハブ:Shimano NEXUS 、主要コンポーネント:Shimano CAPREO、ホイール:和田サイクルオリジナル12.5インチ。
その後サドルをBROOKS B-17に交換、テールランプ(CATEYE TL-LD130-R)サイコン(CATEYE CC-MC100W)を装着。現在に至る。
問題点
購入から数日後走行中にフロントチューブが破裂。純正交換チューブは本体購入の梅田ヨドバシに在庫がなく、上本町駅近くの自転車店の在庫を購入。店でトランジットコンパクトのタイヤ空気圧は厳密に30psiを維持しないとバルブ付近で破裂すると聞いたが、英式バルブのためパナソニックの足踏みポンプ付属メーターで、指針より若干高い程度を維持するようにした。新しいチューブも空気抜けが早く、2~3日で指で押してわかる程空気が抜けるため、毎日のように空気入れ。その後4年チューブ破裂はなかったが、2008年6月、金属片によるパンクのためさいたま市内の自転車店で修理後、コンプレッサでエア注入中後輪チューブ破裂。店が弁償のチューブを取り寄せている間に、ネットで評判の良かったシュワルベのチューブを和田サイクルで購入。併せてタイヤもシュワルベのCITY JETに交換。チューブ交換により空気抜けは劇的に改善し、タイヤ交換によって転がり抵抗も大幅に改善した。とはいえこれでやっと、普通の自転車並みになったというだけのこと。
ブリヂストンの名を冠した製品だが、純正チューブは極めて劣悪。問題が起きてからではなく、起きる前に問答無用でシュワルベに替えることをお勧めする。適合する12×1.75/2.10のみ仏式バルブがラインナップにないのが残念だが…。
私のは今のところ問題ないのだが、使用頻度が高かったり長距離での使用が多いなどした場合、フレームの破断、樹脂ホイールの亀裂などといった事例も起きているようだ。長距離走行、高速走行はなるべく避け、ダンシング禁止、段差通過は徐行などの対策で多少は寿命を延ばせるかと思うが…。
カスタマイズ
タイヤとチューブの交換
カスタマイズの範疇には入らないと思うが、上記理由から問題が起きる前に、チューブだけは純正を避けシュワルベにした方が無難。タイヤもシュワルベのCITY JETが純正より入手しやすく転がり抵抗も少ないため、交換時期を先取りして替えてしまった方がいい。入手は難しいがBIG APPLEにできればCAPREOで8段使えるとのこと。(CITY JETだとタイヤ幅が大きく、ロー側1段が遊休となり7段まで)
ホイール交換
2008年6月にシュワルベのチューブ購入のため和田サイクルを訪れた際、同店の試乗車に乗せていただき、同じトラコンがこれほど走る自転車に変わることに感動。本格的なカスタマイズを決意。
変速機装備、ハブダイナモ装備などを考えるならホイール交換の必要がある。同様の注文が和田サイクルに殺到しており、ホイールの制作だけで3ヶ月待ちだった。12.5インチという小径のため、完璧な振れ取りは不可能。
チェンリング
Shimano CAPREOを使用しているが、12.5インチという極小径車のためケイデンス上げども速度上がらずという状況。52Tでもまだ足りないと思われ、58Tとか60Tあたりでちょうどいいと思う。
ブレーキ
極太のタイヤを跨げるブレーキが現状TEKTRO YH-800Aぐらいしか存在しない。
変速機をインターMにすれば、リアは変速機内蔵のブレーキが使える。
カスタマイズ費用と工期(2008年10月当時)
和田サイクルでのホイール(F:ハブダイナモ装備、R:外装変速)チェンリング、ブレーキ、レバー交換、前照灯装備等で6万4千円程。タイヤ・チューブは前後入れ替えで継続使用。
ホイール制作は順番待ち込みで3ヶ月。その後本体持ち込み改装に3週間。
価格評価→★★★☆☆(類似品は多いが代わるものなし)
評 価→★★☆☆☆(フレーム強度-1、粗悪なオリジナルのチューブ-1、ホイール強度-1)
改装後評価→★★★★☆(流石小径車のカリスマ。とはいえフレーム強度-1はそのまま)
<オプション>
年 式→2004年