購入価格: 完成車付属品
標準価格: ¥2,940 (税込)
『乗り心地の良い街乗り用タイヤの定番。32Cは全3色なのが残念』
■クロスバイクに装着されていたタイヤ
MAXXIS DETONATORは街乗り用タイヤの定番で、クロスバイクGINAT SEEK R3には最初からコレが装着されていた。もちろん市販もされていて、多くのショップで取り扱っている。
■MAXXIS DETONATOR FOLDABLEとの違い
ワイヤービードが採用されており、ケブラービードが使われているDETONATOR FOLDABLEよりも50g重く、店頭ではFOLDABLEのようにコンパクトに折り畳まれた状態では陳列されていない。コンパウンドやゴムの厚みなどその他の部分は同等のようだ。価格差は420円なので、買い替えるならFOLDABLEの方がお得だと思う。
■柔らかい乗り心地
太さが32cで最大空気圧が100psiのこのタイヤは、28~45対応の太いチューブと相まってSEEKのフレームの硬さを緩和し、乗り心地がとても良かった。太めのタイヤの柔らかい乗り心地もなかなか捨てがたいものがある。
■漕ぎ出しは少し重い
これは32Cなので仕方がないことだが、巡航では高いスピードも出すことができる。他と比べなければ、これでも十分軽快に走ることができる感じがした。また、太いタイヤの安定感が初心者の私には安心だった。
■半年間の使用で一度の突き刺さりのパンクのみ
このタイヤは半年以上使った。クロスバイク購入後3日で釘を踏んでパンクしたのはショックだったが、それ以降はパンクしていない。表面に砂利が付着しやすく突き刺さりやすいのが気になったが、ゴムに厚みと中に挿入されている対パンク素材が効いているのかパンクには至っていない。
■DETONATOR FOLDABLE 700X28Cに変更して
その後細いタイヤを試したくなり、DETONATOR FOLDABLE 700X28Cにした。150gも軽くなったので漕ぎ出しは軽くなった。異物の突き刺さりはDETONATORとほぼ同様だったと思う。乗り心地は少し硬くなったが、思ったよりも悪くはない。
DETONATORの28Cは乗り心地も重視しつつ漕ぎ出しを軽くしてスポーティーにし、32Cは性能を乗り心地の方へ割り振った感じだと思う。ポタリングが多いなら32Cでも十分だと思う。ある程度のスピードで遠くまで行く時には、28Cの漕ぎ出しの軽さが結構効いてくると感じた。タイヤの太さの見た目も含めて、クロスバイクなら好みの物を選んでも良いと思う。
■DETONATORは全5色から全3色に減った
細いタイヤはGIANT FIXER Rに履かせているので、SEEKの方はタイヤ交換の際に32Cに戻そうとした。ところが32Cは全5色から3色に減ってしまい、私の好みであるブルーがラインナップから消えてしまったのだ。32Cを履く自転車は28Cよりも少ないので仕方がないのかもしれないが、 これはちょっと残念だった。
■太いタイヤも楽しい
そう思わせてくれたのがDETONATORだった。おすすめは軽いDETONATOR FOLDABLEの方だけど、こちらも悪くないと思う。もう一台自転車があって、クロスバイクには太いタイヤを履かせてのんびり走りたいという人には、乗り心地の良いMAXXIS DETONATORシリーズの32Cも良いのではないだろうか。半年という短期間ではあったが、とても良いタイヤだと思った。
やはりSEEKには太いタイヤの方が似合うかも。機会があれば32Cにしてみたい
価格評価→★★★★☆ (DETONATOR FOLDABLEとの価格差は小さい)
評 価→★★★★☆ (32Cは漕ぎ出しが少し重いが、柔らかい乗り心地で安定感があって良い)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→370g