CATEYE HL-EL520の旧版である。
初期の白色LEDと比較すると段違いの明るさで、ようやく地方の夜間走行でも
何とか使えるLEDランプが出てきた、という感じだ。EL500より配光が横長になった
ようだが、もう少し横に拡げてもらえると、狭い林道の九十九折れの下りでも何とか
使えるレベルとなる。
白色LEDはまだまだ輝度UPの途上である。
UCSBの中村修二氏が日亜化学時代に、彼とそのグループで開発に成功した青色LEDの
技術が白色LEDの起源だ。20年前には、LEDの青色発光は夢のまた夢と言われていた。
青色LEDの直後、中村氏らは同系統の材料で青色半導体レーザの発振にも成功して
世界を驚愕させ、現在のブルーレイ高密度記録の礎を築いた。
従来の電球はその発光パワーが大部分、赤外に存在して人の目には見えないため、
非常に効率が悪い。ところが青色LEDで励起される他の二色と合わせて白色に光る
白色LEDは発光する光すべてが可視光線であり、非常に効率が高いため、電池が
非常に長持ちするというわけだ。ユーザとしては当然電池はニッケルMHなどの充電
電池を使うし、電池寿命は短くてもよいからもっと広配光で輝度UPしてほしいところだが、
今までもそうだったように、今後もそうなって行くだろう。
楽しみである。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆