購入価格 当時¥1500位?(仲徒町多慶屋価格)
チートライトな気がしますが、LED電球?を作っただけで、一応元通り電球でも使えますので...
まあ、いまさらな古いライトで項目を増やすのもなんですからココで。
CATEYE HL-500II、いまでは少数派になってしまった電球のライト。
単3電池4本で4.8V、0.5Aのマイクロハロゲン球を点灯します。
CATEYE HL-500II、いつの間にかこんなに。(あと2個位有ったかも)
コレ、90年代前半から存在する、上の写真からもわかるように、私はかなりお世話になりました。
現在でもまあ普通に使えます(使ってました)電球タイプで電池式のヤツでは明るい方だと思います。
そんな私、極最近までLEDに興味なかったんですが、ふとLED使ってみると電池持つわ明るいわで使わない理由が無いです。
けれども、いまだにコレの出番が有ります。
コレのブラケットシステム、駐輪するときにさっと外せますし、色んなマシンに使いまわせてとても便利で手放せません。
というのもこのライトのブラケット、H-27は現行品と同じシステム。
つまりもう一台に付けようなどとしたときに、現行のH-32とかが使えるわけです。
CATEYEの補修部品は超充実、付かない自転車はほとんど無いのではないでしょうか。
しかも現在でも20年近い昔のライトのブラケットが現行品として手に入るなんて!
ライトが良くてもブラケットがダメとか、ブラケットの寿命がライト(システム)の寿命ってのはちょっとね。
というわけで、ほとんど全部のマシンに対応ブラケットが付いているんでコレつけて出るってことが結構多いわけです。
しかしとうとう来てしまいました「球切れ」。
コレの2.4Wのマイクロハロゲン球が結構高い、昨今のLEDライトの低価格化を考えるとコスト的に「終了」です。
もう惜しくないので少々の加工を許容して、マイクロハロゲン球を買う代わりにパワーLEDを購入してネジ込んでみました。
意外と上手く行ったのでご報告。
いきなり完成図(パワーLEDの支持部)
表面実装用の小さいパワーLEDを選びました、350mAまで流せるそうです。
LED裏面の筒状の物はミゼットヒューズのガラスを割ったて分離したカップ状の端子です。
放熱用シリコングリスでパワーLEDの裏面につけてヒートシンクにしています。
振動対策に固まる放熱用シリコンなどで留めた方が良いかもしれません。
私のは念のため半田でも留めてあります、この場合素子裏面の導通や極性等に注意。
グレーのエンプラ製?電球ソケットは電球のピンが入る溝を左右の側面まで金ノコ等で広げてあります。
そのミゾでヒートシンクを上手く避けて、ピンの穴まで導線を導いています、導線の形状は下図をご覧下さい。
分解したパワーLEDの支持部とリフレクター
リフレクターは中央の穴の直径を9.5mm程度まで広げて、パワーLEDが穴を通ってリフレクタの前に出るようにしてあります。
電球ソケットのはまる筒の直径が10mmですので、パワーLEDの直径がこれ以上となると、元々のソケットが流用できません。
最終的に完成したものを点灯した様子を下に示します。
左、デフォルトのマイクロハロゲン球(電源はニッケル水素電池4本、約4.8V) 右、自作パワーLED、壁までの距離は約1m
結果的にほとんど元のものと変らないパターンとなりました。
最初の状態では中心にダークスポットができたので、電球ソケットを1mmほど削ってパワーLEDをリフレクタに近づけてあります。
(ヒートシンクを短くするなど他の方法も考えられます、ただ調整はとても微妙でした)
電流はこの状態で100mA以下だと思います、もうしばらく使って抵抗を決めたいと思っていますが、現状だと上図のとおり色はかなり違いますが明るさはほとんど同じな感じです。
電源は本体の電池のカートリッジに電池を3本(私はニッケル水素電池3本3.6V)入れて、残った1本分のスペースに抵抗を入れたものと、電池2本+昇圧回路の2種類でテスト運用中です。
色の違いについては、多くの人が言うようにLEDの方が自分では暗く感じますが、回りからの視認性は良い様です。
というわけで、またしばらくは色々なマシンに付けて使いまわすことになりそうです。
ちなみに上の方法だとリフレクタの穴が大きくなっていますが、元通りマイクロハロゲン球で使用することも可能です。
マイクロハロゲン球の方が使い勝手が良い場合もあるので、安く手に入ったら元に戻すかも。
価格評価→★★★★★(パワーLEDは300円でした)
評 価→★★★☆☆(十分使い倒したでしょう、でもここまでしなくてもねえ。)
<オプション>
ブラケットだけ使いたいんだったら今時のLEDライトをHL-500IIをくりぬいてつっこむとか。