購入価格¥3340
◆購入動機
以前、街乗り用途で使っていたAMPP500はランタイムがローで約3時間と短いのが大きな欠点でした。(レビュー済み)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=16720&forum=89しかし、その後に発売された本製品はローで公称8時間と実用に十分耐える長さになったので、予備ライトとして購入してみました。
半年程度使用後のレビューです。
◆製品概要
キャットアイの充電式ライトのエントリーモデルで、今のところ実店舗限定販売のようです。
日本で販売されているAMPPシリーズでは下から2番目のモデルで、街乗り向けモデルらしく本体色は5色用意されています。
販路がとても広く、自転車店はもちろんホームセンターやショッピングセンターにも置かれているおかげか、街で見かけるクロスバイクやミニベロでの装着率がかなり高いです。
本体は上位モデルのAMPP500とほぼ同じで、ツメが壊れやすいブラケット嵌合部分も交換可能になっています。
点灯モードは「ハイ」「ロー」「デイタイムハイパーコンスタント」「点滅」の4種類で、ミドルモードはありません。
AMPPシリーズ共通の仕様としてバッテリーの着脱・交換はできません。
ちなみに吊り下げ使用も想定されていないようです。
◆使用感
【明るさ・配光】
公称の明るさは、ハイが300ルーメン、ローが100ルーメンとなっています。
配光はやや広めの中心光、その周りに狭めの周辺光がある形です。(写真)
広すぎず狭すぎずちょうど良い照射加減で、NEOではない旧VOLT800、300あたりに近いクセのない自然な配光です。
ちなみに周辺光に対して中心光が若干上にズレており、上への光漏れを抑える事を意識した配光にも見えます。(単なる個体差ではない気がする)
所々街灯がある道ならばローでも問題なく走れますし、街乗りライトとしてはちょうど良い照射性能です。
光の色は若干黄色味が強く好みは分かれるかもしれませんが、天候が悪い時でも見やすく実用性は高いです。
【ランタイム】
ハイ点灯時、大体2時間20〜30分くらいで残量警告ランプが点き始め、約3時間あたりでバッテリー切れになります。
ランタイムはほぼ公称通りと言っていいでしょう。
廉価モデルによくある光量のダラ落ち感はあまりなく、目視ではバッテリーが空になる寸前まで明るさは殆ど変わらないように見えます。(多少は暗くなっているのでしょうが)
【防水性】
時々雨天使用していますが特に問題ありません。
吊り下げ使用さえしなければ十分な防水性があると思います。
◆気になるところ
私が使っている赤色の本体の場合、ハンドル装着で使っていると上部からの光漏れがやや目立ちます。(写真)
眩しく感じるほどではないものの、特にハイモード使用時は若干目障りかな…
あとは、この時代に充電端子がmicroUSBなのは流石に…
上位モデルのAMPP900はUSB-C端子になったので、近々本製品も端子が変わる事を願いたいです。
◆まとめ
上位モデルのAMPP500と比べると当然明るさは劣りますが、明るさとランタイムのバランス加減は500よりも本製品の方が断然良く、実使用ではとても使いやすいです。
こういった廉価でも基本性能がしっかりしたライトが近所のホームセンターや大型スーパーで誰でも手軽に購入できるなんて、昔は考えられませんでした。
「本当にいい時代になったなあ」としみじみ思います。
日常の普段使い用ライトとしてのコスパは非常に高く、初心者・ベテラン問わず満足できる出来だと思います。
自転車初心者で、「初めて買った自転車ライトが本製品」という人だと、逆にこの総合的な完成度の高さには気付かないのかもしれません。
価格評価→★★★★☆(この出来で実売3000円台は安い。キャットアイの本気を感じる)
評 価→★★★★★(普段使いのライトはとりあえずはこれを買っておけば良いと言える安定感)
<オプション>
カタログ重量→117g(実測重量 本体のみ102g)