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~だれも知らないみたいだからウワサしちゃうぞ~
☆痛みの前ではあらゆる機材的投資は無意味ですゾ☆
しょっちゅう膝痛に悩まされるのでクリートウエッジ買いました。
そもそもクリートエッジはなにかというと、ペダルと足裏角、
いわゆるカント角を最適化させるシムやスペーサーのようなもの。
CBNのレビューにもあがってますね。
BIKE FIT SYSTEMS The Wedge(クリートウェッジ)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7893&forum=47カント角を最適化させることで膝痛を軽減あるいは予防し、
スムーズなペダリングを可能にするとの触れ込み。
ペダリングがスムーズになるということは、効率や出力だって上がるはず。
で、このクリートウエッジ。かなり有効なようで、
グロータックから類似の商品が出ています。 自作される方もいてはりますね。
ちなみにスペシャのシューズをロゴ消してまで使う選手が多いのは、
シューズ自体にはじめっからある程度のカント角がついていて、
それがペダリング時のケガの予防や快適性につながっているんだとか。へー!
これはなかなかにスゴそう。
愛用の3axとの併用で相乗効果もあったりするのかな?ウォーズマンのハイジャンプ効果みたいに!
そう考えたとたん、激坂登坂の妄想が広がります。
後方では待ってくれ、もうファイナルローなんやとベソをかく幼馴染。
一方先行する僕は「お先にごめんあそばせ」と高笑い……。
フヒ!バラ色の使用感を想像し、口元がだらしなくほころびます。
げっへっへ、これで膝の痛みともオサラバ、そして練習もなしにパワーアップじゃ!
さーて、それじゃさっそくウエッジを入れてやれ!
クリートボルトを緩めたその瞬間、ハタと気が付きました。
そういやこれ、何枚入れたらええねん……
問題発生です。人によってカント角はちがう。
何枚入れるかで調整するようなのですが、目安がぜんぜんわからない。
パッケージに書いてすらいないのはなぜなんだぜ( ;´Д`)
とりあえず一枚足したはいいもの、いかんせん自己流。
合ってるかどうかピンとこない。 ローラー台に乗ったり降りたり、
ウエッジを足したり引いたり。 熱心にやればやるほどわからなくなって泥沼化。
あげくだんだんめんどくさくなってきてどんどんイライラ、
ついには放り出したくなりました。まさに沼……
調べるとプロフィッターが使う専用の分度器みたいなツールもあるらしい、が、
個人で所有するにはマニアックすぎるぞこれは汗
せめて目安になるようなものくらいないんかいな……
それも素人でも簡単に分かるような。
で、今回レビューするのはクリートウエッジ本体ではありません。
スマホ用のアプリです。グーグルプレイからダウンロード可能です。
どうやらアンドロイド専用っぽい。
The Foot Fit Calculator
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bikefit.wedgecalculator&hl=ja ←ジョルノの頭に当たってるのがアイコン
このアプリ、なんとスマホで撮った画像からカント角を測定し、
何枚入れるといいのか教えてくれるという優れもの。未来のアイテムキター!
全編英語なんですが恐れることなかれ。
まこと親切なことに、動画解説があるので直感的に操作できるようになってます。
デモ動画
https://vimeo.com/197286095 それにこのご時世、わからんかったらグーグル翻訳もあるしな!
起動するとこんな感じ。
←上で解説動画に飛び、下でスタート
←一番下で実際にはじまります
①ソファーかイスか用意してヒザ立ちしろ
②ええライトで照らせ
③ともだち連れてこい
……って言ってると思う。たぶん。
わかるッ!わかるぞッ!
サイクルチンパンジーの僕でも、なにを書いているのかギリわかるッ!泣
①靴をぬげ
②そしてひざまづき
③スマホを差し出せ
←上で詳細な解説 下でスタート
カメラでまっすぐに見下ろして、赤いラインに足首とかかとをあわせるべし
実際の撮影画面。こんなんなってます。
目標をセンターに入れてスイッチできてないのはご愛嬌
撮影するとこの画面になります。
赤い横線をタッチすると、上下と角度を動かせます。
足裏の場所にまで降ろしてきて、角度をあわせてやるとこんな感じ。
分かりやすくするためカント角の誇張をしてるんですが、
この画像の場合だと三枚くらいみたい
セーブにタッチするとこの画面に。OKをタッチすると次は反対の足に。
事後。上をタッチすると通販のページへ
下で本国の公式サイトへ飛びます
これおもろいでしょアニキ!
一発で目安が分かり、かつタダ。タダというのがいいッ!スゴくいいッ!笑
グロータック品のユーザー、あるいは、
自作民も恩恵にあずかれるのではないかしら。
いまんとこ痛みは感じてへんで、という方でも、いかんせんタダなので
ためしに遊んでみるのもいいのでは。
知ってるようで知らない自分のカラダ。客観視するいい機会だと思います。
つかこんな便利アイテム、なんで日本の公式サイトではひとことも触れられてないんだ汗
で、このアプリの指定の枚数で入れてみると、やはり違う。
膝が内転しにくいのがよくわかります。
たまに違和感を感じるので微調整は必要なようですが、
現状痛みは非常に感じにくいです。
また足裏全体でしっかり踏めるようになった気もします。
パワーの向上は体感できませんが、
ほとんど痛くないからビビらずに踏める点で大満足。
先日某イベントに出ましたが膝痛の症状は出ず、たのしく完走できました。
これはいいものだ!
価格評価→★★★★★(←そりゃタダなら★五つですわ)
評 価→★★★★★(←誰でもできる簡単な作業で、調整基準を明らかにできる意義は相当大きい)
以下、完全に余談。
以前からずっと疑問でした。
車いすの人は毎日長時間座ってても平気そう。
なのにどうして、自転車乗りは二時間と持たず痛みを訴えるひとがいるの?
すこし前、とあるパラリンピアンの方とお話しさせて頂く機会がありました。
みなさんご存知かもしれませんが、自転車と車いす。
じつはメーカーやパーツでけっこう関係があったりします。
ブルベの話をすると驚かれ、また逆に、車いすのスポーツは
競技によってめちゃくちゃ激しいものもあり、
オーダーしたチタンフレームが衝撃で折れることもある、というお話に驚きました。
なかでも驚いたのがこのお話。
「車いすが必要になると、まず講習に参加するんだけど、
そこでもっとも教育に時間割かれるのはなんだと思う?」
「なんだろう、車いすの操作法ですか?それともトレーニング?」
「じつは調整なんだよね。毎日長時間座るでしょ?
どこかが痛くなったらダメなんだ。痛みを感じないよう、
自分で的確に調整できるよう訓練を受けるんだよ」
「じゃあ、ふつうの椅子に長く座ると……」
「うん、痛くなるよ笑」
ロードバイクのフィッティングって、なんでこうも自己流かつ曖昧なんでしょうね。
専門家があまりにも少ないというのもあるでしょうけど。
我々自転車乗りはたいていええ歳こいたおっさんのはずで、
長く乗っておしり痛いくらいで済むならいいけれど、
痛みや疲労を持ち越していてはサイクリングどころか、
日々の仕事や生活に障る。
しかも加齢が進むにつれ、ケガや疲労の回復だってままならなくなる。
うろ覚えなんであくまで参考程度に聞いてもらいたいんですが、
たしか18-22歳だと疲労回復に5-8時間で済むところが、
40過ぎる頃にはなんと、20時間あるいはもっとかかっちゃうとかかんとか……。
全快に3日かかるってえげつねえ(;´Д`)
こうした問題を少しでも予防や軽減ができるなら、
フィッティングって実はけっこう大事なんちゃいますやろか。
世間じゃディスクブレーキバンザイとか言うてますけども、
機材に凝るより、まじで大切やと思うんですが如何か汗
最後にまめちしき。
僕らが車いすと聞いて想像するのは、
老人ホームで使われているようなものだと思うんですが、
あれをたとえるなら家族みんなが使うスリッパのようなものらしい。
対して個人が使う専用品。 じつは本来の車いす、
あまりにも簡単にスピードが出すぎてしまうんですって。
そんなワケで街中での運用は大変危険なので、
日常用途ではわざとスピードの出にくいチューニングを施すんですって。へー!
……あらかたお帰りになりましたかね?
それでは以下、僕がひとりで勝手にコッソリ叫ぶ、
『お願いレビューして!』のコーナーです汗
どうやらこのBIKEFIT、iphoneやタブレット端末専用で有料の
フィッティングアプリを出してるみたいなんです。
The BikeFit Pro App
https://blog.bikefit.com/bikefit-pro-app/これ!デモみるかぎりすっげー良さそう、というかおもしろそう!
使ってみたいんです!けど、 英語詳しくないってのと、なにより、
そもそもタブレット端末持っていないので使いたくとも使えない泣
これまで自己流や経験則でなんとなーく調整していたものに、
一応の基準ができるってスゴイことやと僕、思うんです。
使える方、あるいはスデに使ってる方。
いてはったらレビューを是非、 おねがい致します(;´Д`A ```