購入価格 ¥37,800(中古・レンズキット)
マイクロフォーサーズフォーマットを採用した、パナソニック製のミラーレス一眼カメラ。2013年のデビューで、当然新品販売は終了。入手は中古頼りです。
本機の最も大きな特徴は、発売時の2013年10月17日現在で「世界最小」と言われたボディサイズ。なにしろSONYのコンパクトデジカメ、RX100とボディサイズがほぼ同じです。レンズ交換式のカメラとしては、ありえないコンパクトさ(PENTAXのQとかを比較対象にしなければ)。それでいて撮像素子のサイズはAPS-C比で60.3%(※)ですから、このコンパクトさは実に驚くべきレベルです。「世界最小」の称号は、伊達ではありません。
※:サイズ比は
https://antaresdigicame.org/photo_gallery/camera/camera87.html より引用。
▼レンズキットを買ったのでボディキャップ付属してませんでした…。
▼コンパクトでも必要な設定ダイヤル・ボタンはしっかり装備。
▼iPhone6とのサイズ比較
もちろんフルサイズに比べたら「フォーサーズなんてコンデジ画質にしか見えない」という人も、いるかもしれません。確かにそうです。向こうはセンサーサイズの暴力を振りかざして、思いっきりぶん殴ってきますから。大きなボケ。豊かな色調。高い暗所性能などなど、フルサイズの物理的・光学的な優位性は絶対に覆りません。絶対に。
なんですが、フルサイズ一眼レフにレンズ一式を携行して、自転車で気持ちよく走れますか? 何度かやったことありますけど、カメラバッグのストラップが肩に食い込みまくって本当に…本当に辛かったです…。
それに対して、本機はレンズ交換式一眼カメラなのに、コンパクトデジカメと同じサイズ感。交換レンズを含めても、アピデュラのフードポーチやリクセン&カウルのマイクロシェルに軽々と収まってしまいます。鞄やストラップを使って、身体に負荷をかけて携行する必要が一切ありません。
▼リクセンのマイクロシェルに収納。ボディ+交換レンズ2本を入れてもまだ余裕。
これだけ高画質の撮影機材を携行しているにも関わらず、100km以上走ってもカメラ機材の重さ・サイズによる走行時のストレスが皆無。この「サイズ対画質比」の圧倒的な高さは、本機の絶対的に揺るがない優位性です。
そして、マイクロフォーサーズ機であるということは、個人的神レンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」が使えるということ。乗鞍や箱根、道志みち。各地の地獄の先にある風景と自転車を撮るのに、この軽量コンパクトさと画質は最高の武器です。
▼OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8装着時
▼フルサイズやAPS-C機材を携行して乗鞍を登る脚力がなくても、背景をぼかした写真が撮れる。そう、マイクロフォーサーズならね。
▼フルサイズやAPS-C機材を携行して椿ラインを登る脚力がなくても、背景をぼかした写真が撮れる。そう、マイクロフォーサーズならね。
▼フルサイズやAPS-C機材を携行して道志みちを登る脚力がなくても、背景をぼかした写真が撮れる。そう、マイクロフォーサーズならね。
サイクリングに持っていくカメラは、LUMIX DMC-GM1+M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8がベストな選択肢(異論は認める)。そりゃあRX100 M6が気にならないわけではありません…というより、気になって気になって仕方ありませんが、GM1の中古と45mm F1.8の中古が余裕で2セット買えちゃう価格ですからねぇ…。
後継機で少しだけサイズが大きくなったDMC-GM5も出たのですが販売が終了してしまっていて、これだけの「サイズ対画質比」を持つカメラは、現行モデルが存在しません。…予備機買っておこうかな。
▼標準ズームと一緒でも500g以下。
価格評価→★★★★★(中古で3万円台)
評 価→★★★★★(サイクリングにレンズ交換式持ってくならコレ!)