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無料アプリとして配信されている雨雲レーダーです。
・・・だけで説明を終えるのは素っ気ないので、いろいろ書きます。
この雨雲レーダーアプリの情報ソースはYahoo!天気予報で、
weather.yahoo.co.jpからアクセス・閲覧できる雨雲レーダーと同じものです。
が、ブラウザ越しにサイトから閲覧するのは 無駄な通信量を消費したり、
微塵も興味の無いWeb広告がウザかったりするので、レーダー単体でアプリ化された こいつは非常に有用です。
これは4月27日の17時38分の雨雲レーダーです。
2~3分のタイムラグが発生するので、17時35分時点での情報が出ます。
自転車で出かけて 帰ろうとしたところ、
とんでもない強さの雨が突如降り始め 足止めを食らいました。
20分前のログを見てみます。
右京、西山のあたりに雨雲がかかり始めていますが にわか雨のようです。
たった20分で 京都盆地の北半分が丸々覆われてしまったのが分かります。
次に、画面下のバーを「現在」を通り越して「5分後」に合わせます。
雨が特に強いゾーンが2か所あり、その狭間の 雨が弱いゾーンに入る、と予想しています。
17時42分のレーダーです。
17時40分現在、豪雨の狭間に入りました。
「17時35分時点での 5分後の予想」と ほぼ合致しています。
このとき、体感的な雨量も 目に見えて減っていました。
「17時40分時点での18時の予想」を見てみます。
豪雨ゾーンから完全に抜け出し、にわか雨ゾーンになるようです。
5分後、「17時45分時点での18時の予想」です。
雨が弱まるのが ほんの少しだけ早まりました。
18時になりました。
雨は弱まり、レインウェア無しでも なんとか走れる程度の雨量になりました。
これ以降のスクショは撮っていません(走り始めたので)。
ここで注意すべきなのは、愛宕山近辺には第2の雨雲たちが控えているので、
雨が完全に止んだ訳ではない、という点です。
雨雲レーダー見れば 分かるやんけ、と言われそうですが
このときの天気予報は こんな感じなので、突発的に降った雨なのです。
雨雲レーダーを見ておかなければ 雨が降る事さえ予測できません。
天気図を見ればワンチャン・・・という事はなく、この時の地上天気図は平和そのものだったので それも叶いません。
こうしたサービスが受けられるのは、アメフリではなくヤフーのおかげなのですが、
鬱陶しい広告無し(←ここ重要)で閲覧できる、というところが有り難いのです。
高校生の頃、ある山へ登山に出かけたのですが、(予測はしていたものの)3~4日ほど連続で豪雨に見舞われ、
テントから出られない状態に追い込まれた事がありました。
食料が尽きることはなかったものの、いつまでも動けないのはしんどいので テントを畳んで撤収・・・したいけど それも困難、という時に
おもむろにアメフリを起動したところ、
「10分後から20分間だけ 雨が止む時間帯があるぞ!!」という事が判明し、
実際に10分後からの20分間で荷物を全て纏めて急いで撤退した、という経験があり
それ以来 自転車に乗る際にも何かと重宝しています。
冒頭のスクショは グンマーへ弾丸ツアーを仕掛けた時のもので、
何時頃までは確実に雨が降らない!という確信をもって 草津温泉から最寄りの駅まで下りました。
まぁ 雨が降るよりも先に終電が来るので あまり関係なかったのですが。
このアプリの弱点、というより仕様なので仕方ありませんが
天気図やアメダスなどの確実なソースが存在せず、ただ単に各地の降雨量を観測して反映しているに過ぎないので、
実際の風向きの変化や低/高気圧の移動に合わせた雨雲の移動や発達、収束は予測できません。
よって、「○○分後」の数値が大きくなればなるほど 予測精度が低下し、
40~50分後以降の予測は 原則あてになりません。
それでも助かります。
先ほどの例で挙げるならば、「雨が止んだと思ったら すぐにまた降りだした」みたいな目に遭う可能性を排除できるので。
便利な時代になったのう。
自慢でもなんでもありませんが、スマホを持っていなかった高校生の頃は
ラジオを聞いて天気図を書いたりしたものです。
評 価→★★★★★