購入価格 ¥2,980(2個1セット)
ゴム板と金属板に、2種のスポンジを積層させた構造の防振パッド。公式サイトによると「室内トレーナー専用に開発」とのことで、ペダリングと共に発生する低い周波の振動を劇的に低下させてくれます。個人的には集合住宅でトレーナーを使用される、全ての方に猛烈にオススメしたいです。
暴風が吹き荒れても、雪が降っても、気温が氷点下になっても、ぬくぬくとバーチャルライドを楽しめる室内トレーナーは、デブ…もとい出不精になりがちな冬場の脚力維持に絶大な効果が期待できます。ご多分に漏れず、ついに自分もスマートトレーナーの購入に至りました(決して「軽い気持ちでトライした体験版のFTPテストでヒドイ結果を出して、トレーナーを買わざるを得ない心理状況に追い込まれた」訳ではありません…本当です…)。
集合住宅住みとしては、「階下や隣の部屋に迷惑な騒音を発生させないこと」こそ、最も重要な性能。なので「静粛性」を最優先に、店頭で試乗してノイズレベルを確認したうえでダイレクトドライブ式を購入しました。
下調べは完璧…!と思っていたのですが、実際にトレーナーを自室の玄関に設置してペダルを回したところ、扉を隔てたリビングにいる家族から「音は気にならない程度だけど、振動がけっこう伝わってくるよ!」という報告が。なん…だと!?
そう、よくよく考えてみれば、数十キロの大質量を持ったメタボ物体がペダリングという毎分数十回の回転運動を行えば、それはそれは大きな振動が発生するのは当然ですよね。そして、その振動は床を通じて自室の他の部屋に伝わり、もしかすると階下や隣にまで伝わってしまうかもしれない。ダメじゃん!
トレーナーが発生させるのは、ノイズと振動の2種類があるのだということを買ってから初めて思い知らされました。その時はトレーナー用のマットを敷いたうえに、全動洗濯機用の防振ゴムを挟んで二重の振動対策を施しています。なのですが、ほぼ効果ナッシング。なんということでしょう…。購入直後のトレーナーが、早くも粗大ゴミに!?
そこで「ローラー台 防振」で検索したところ、トレーナーの脚→固い板→クッション性の高い素材という組み合わせで配置することで振動の大幅低減が可能らしい、ということがわかりました。ホームセンターで金属板とウレタン素材を買ってくれば、自作できちゃうかも?とはいえ、金属を含む材料を適切なサイズに切り揃えたり、接着したり、というのは素人にはなかなかハードルの高い作業です。仮にそれをクリアしても、見栄えのいいものが作成できるのかというと…無理ですね。絶対に。
そんな時、この製品の販売を知ったのはまさに僥倖…!というほかありませんでした。Amazonで販売されていたので、躊躇することなく購入。到着後、早速試してみましたが、乗っていてもわかるほど振動が低減されています。リビングの家族からも「全然違う。振動が伝わってこないので、音が気にならない」という報告が。
公式サイトでは「25~50km/hの振動を平均72%の除去に成功しました。」との記載がありますが、それが誇張でもなんでもないという印象。いろいろな試行錯誤を重ねて開発されたことがサイトには記載されていますので、関心のある方はどうぞ。
http://www.growtac.com/?page_id=1022また、トレーナーと床の接触面が多ければ、その分の個数が必要になります(自分の場合は4カ所だったので、2セットを購入しました)。念のため。
価格評価→★★★★☆(少量生産だし、開発費用もあるし、というのは理解しているのですが、1個約1500円はさすがに割高感を感じてしまいます)
評 価→★★★★★(低周波振動が気にならないレベルに!)