購入価格 ¥11,000 (前後セット 定価)
ツーリング車を組む際に“効きのいいカンチ”というお店への無茶ぶりから返ってきたブレーキ。
ネット上にレビューがほぼなく、完全に人柱状態なので検討中の諸兄らに残しておく。
ブレーキ本体は冷間鍛造アルミであるので剛性は十分。
シマノのカートリッジシュー使用可能で、ワイヤーアジャスターにより、シューが減ってきても安心。
ただでさえ調整箇所が多いカンチにさらに調整箇所があり、もう無敵という感じ。
ただマイクロアジャスト機能は本当におまけ程度のものなので、ショップのメカニック曰く組み付け慣れている人間からすると、これいる?という機能らしい・・・
私はバラして元の状態にするのに大変苦労した。カンチとは組み付けが一番の障害である。
下位グレードのGC999との差異は色と、チドリとシューくらいなので、CR-Xの黒い舟とシューが気に入らない場合はこちらを購入してもいいかもしれない。
さて、本題の性能だが、制動系は以下の組み合わせ。
TRP RRL
Mavic open pro
GRAN COMPE CR-X
とりあえず納車状態から2000km走行。
1万越えとはいえカンチはカンチなので期待はしていなかったが、思いの外ブラケットポジションでもしっかり止まってくれる。(ロードと比べるのはナンセンスだろうか)
成人男性程度の握力なら上ハンでも(思いっきり握れば)ロックも可能である。
でもやっぱり峠の下りでは下ハン持ってしっかり握る必要がある。
雨天時の制動性も問題なく、悪天候でのダウンヒルも下ハン握って問題なく行える。
雨天で峠を下ったら一瞬でシューが無くなったのでそこだけは注意が必要なのかもしれない。
あえてトーインを付けず、剛性感あるブレーキ本体のかっちりとしたフィーリングを楽しんでいる。
価格評価→★★★★☆(整備性を考えると納得の価格)
評 価→★★★★☆(全パーツ銀で出して欲しかった)