購入価格 ¥5000(中古を譲ってもらったため。新品通販だと100ユーロ前後)
言わずと知れたCATEYEのVOLTシリーズのドイツの道交法対応品。
製品HPはこちら>
http://www.cateye.com/de/products/detail/HL-EL560G-RC/[出会い]
インターネットの海を泳いでいたらたまたま存在を知り、海外通販するタイミングで一緒に手に入れようと画策するも、
機会を逃し続けてた矢先にツイッターのフォロワーさんが購入したものの手放すということで譲っていただくことに。
入手から半年以上運用してみたので、レビューすることに。
[仕様]
本体+バッテリーで実測160g(カタログ163g)。他のモデルとの重量差はレンズ部分だと思われる。
付属バッテリーはBA-3.1。
公称使用時間(20℃で使用した時の平均時間)は
・点灯(ハイ、80Lux) 2時間
・点灯(ミドル、50Lux) 3時間
・点灯(ロー、10Lux) 17.5時間
とのこと。
点滅の類がないのは、非常に嬉しい。
[使用感]
・配光・明るさ
まず、一番の特徴は配光。
独特なT字型の配光になっていて、限りなく水平にライトを向けても対向車が眩しくなりづらくなってる。
また、横方向にかなりワイドになってるので、市街地で交差点進入時に奥の壁までしっかり照らせるのも利点。
ただし周辺光は少ないので、サイクリングロードや建物のないフラットな道だと、物足りなさを感じることはある。
明るさは、ハイとミッドがかなり明るめで、逆にローだと物足りなさを感じる。
街乗りではミッドでもかなり明るく感じるので、ちょっと明るさおさえてランタイム伸ばすとバランスが良かったかもしれない。
以下は実際の様子。上がGVolt80で、下が比較用のVolt700。
撮影環境はPanasonic GH2 F4 1/8 ISO3200で固定。
・ランタイム
おおよそ、スペック通り。
ローモードのみで運用して、片道約1時間の通勤を2週間ほどはこなせたので十分かと。
・その他
雨でも雪でもちゃんと動作するのは確認。
ただ、レンズ部に汚れが溜まりやすいので、適度に清掃は必要。
[総評]
配光・ランタイムで人によって好みが別れるライト。
個人的には、かなりのお気に入り。ちゃんと先を照らせる上に、対向車や案内標識を照らさなくても済むのは大きい。
郊外や峠を通るロングライドよりは、都市部の通勤・通学等に向いてるかもしれない。
できれば、日本でも流通して欲しいところだが点滅機能つけるんだろうなあと思うと非常に複雑。
いい加減、公道を走る車両の前照灯としてまともに使える物を作ってもいい頃合いではなかろうか。
価格評価→★★☆☆☆(正規の値段だとちょいと高めか。入手性も考えると★2)
評 価→★★★★☆(物はいいもの。ただ、法規の違いのせいでいまいち使い勝手が悪いところも)