GROWTAC GT-Roller Flex 3
購入価格 ¥確か70,000円ほど(定価購入)
【購入動機】
数年間3本ローラーを使用していましたが、実家の木造2階に住んでいるため1階リビングやその他の部屋には、結構な騒音と振動が響いていました。
そのため仕事のある平日はほぼ乗れる時間がなく、雨の日の休日くらいしか自転車を漕ぎたくても漕げない有様。
必要だったのは ①カーボンフレームで乗れる ②静音性の高い ③負荷もかけられる ローラー台。
初めはダイレクトドライブ式にしようかと思っていたのですが、昨年サイクルモードでこれを発見し、条件を全て満たしていたため即購入となった次第です。
【仕様と使ってみての感想】
フロント固定式の固定ローラー台です。
固定用のクイックは付属無し。販売店によるとシマノクイック推奨で、その理由としては軽量クイックだと徐々に緩み落車する可能性があるから、とのこと。
しっかりと締め込んでくださいとアドバイスされました。
固定部分はMotionController3と呼ぶようです(以下MC)
制限体重は100kg、年に1回はMC部エラストマのグリスアップが必要とあります。
①負荷
負荷は10段階でワイヤー式。走行中にも手を伸ばせば余裕を持って変更できます。
最小負荷はほぼ平坦無風と同じ感覚、最大にすると1000W以上の負荷がかかるようです。
筆者の脚ではそこまで出せませんが、踏み切るのも一苦労な重さでした。
②静音性
かなり静かです。1階にはほとんど音も振動を伝わらなくなり、24時前後に使っても大丈夫でした。
また上記のとおり、かなりの負荷をかけられますが、どの段階でも静音性にあまり違いは見られませんでした。
サイクルモードで聞いた話では、同社のFrexブルカットを使用することでさらに防振性のが高まるそうですが、ありがたいことに必要性を感じません。
③走行時の感覚
MC部分が自転車に合わあせて揺れ動くため、かなり自然です。
MCの特徴としてあげられているダンシングも問題なく行なえます。
落車の心配もなく、MCが前後左右に動くためかなり大きく傾けても安心して踏み込むことができました。
左右に広げる部分には水平に保てるようにネジ式の足がついていて、これも安定性向上に役立っています。
また、内部のエラストマ3種類の並び順を変えることでMCの動き加減を変更できる点も良いと思います。
筆者は87Kg重量級ライダーですが、Hardの硬さで気持よく乗れています。
④収納性
部屋にスペースが有るため特に考慮していなかったのですが、思ったよりも小さくまとまります。
折りたたみも容易で、ホイールベースを最小の短さにすると全長で105cmまで短くなりました。
ただローラーユニット部分に重量が集中しているため、移動の際に持ち上げるときは注意しないと落とすかもしれません。
【まとめ】
最初はローラー台に70,000円……と思いましたがこれだけの製品ならその価格に見合っているので仕方ありません。
カーボンフレームで乗れて、負荷の幅も広く、静音性と振動性に優れ、実走とほぼ近い感覚で、大満足です。
【1つだけ残念だった部分】
筆者はPCで動画を再生しながらローラーを漕いで居るのですが、このFrex3に変えてから動画が再生中にカクついたり、一瞬飛ぶようになってしまいました。
ローラーユニット部分のネオジウム磁石(公式には「最強ネオジウム磁石」と記載があります)が原因かもと思い、そこを覆うように段ボールを置くと解決したので、現在はPC本体側面に段ボールを貼り付けてあります…w
同じような症状が起きた方の参考になれば。
価格評価→★★★★☆(←それだけの価値はあるけれど、高い)
評 価→★★★★★(←動画問題が解決したので)
<オプション>
年 式→2015
カタログ重量→ g(実測重量 g)