購入価格 ¥14000(海外通販)
ローラー台と前輪ブロック、汗ガード、ボトルもセットになった一式。
日本で買おうとすると同等品で4万円以上はかかるだろうか。
基本的に「まぁイタリア製だし」で済んじまう代物。
説明書に日本語はなかったがネット上には日本語版の説明書もあるしそっちのがイラストも豊富でわかりやすい。
組み立てはあっけないほど簡単。そして専用クイックリリースさえつけておけばいつでも手軽にセットできる。専用クイックの重量はちょうど100gのためやや重めではあるがハブ部分なのでそこまで回転に影響はしない。
まず前輪ブロックの評価。高さがちょうどよく、あると自転車を水平にできる。
ただ素材はプラスチックなのでこれに定価で2000円はちょっと高い気もする。「まぁイタリア製だし」
次に汗ガード。マジックテープで固定するタイプになっている。優秀だがこれも3000円ほどと高いため上にタオルをかけて使用する→汗ガード要らなくね?となる面もある。でもあるとタオルがずり落ちない。
ボトル。eliteのボトルは既に3つ持っていたのでまた増えてしまったという印象。物は悪くない。
では本題の固定ローラーの使用感に移る。
まず振動。これは適度にある。最初は写真の如く段ボールを敷いて使っていたが100均などでも売ってる防振グッズを使用しただけでほぼ全くここは気を使わなくて済んだ。「まぁイタリア製だし」
段数切り替え。5段。1が一番軽い。5が一番重い。1はほぼ平地と同じ負荷。5は激坂の負荷。でも実走と異なり荷重移動を推進力に変えられないので実走以上にキツく感じる。ワイヤー式リモコンで操作できるのは大きい。
他社の同価格品だと毎度降りて操作しなくてはならないのもあるがそれは面倒すぎる。しかし何故か1に入りにくい。入れてもちょっとの刺激ですぐ2になってしまう。「まぁイタリア製だし」
実走感。よく「固定ローラーは実走感がない」などと言われるが。これはそんなことは全くなかった。実走と異なるのは前輪が動かないことと風景が変わらないことだけと言っても良い。素晴らしい出来。ElastoGelのおかげか。
音。これが一番気になる人もいるだろう。ネット上にはまだ情報が少ない。「三本よりはマシだがうるさくないレベル」なのか「静か」なのか。
私が体感したところでは「室内でローラー台を動かさない状態で普通に聴けていたラジオの音も動かしても聴こえる」「ダンボールだけだと階下の家族に”変な音してた”と言われるが防振グッズを使えばそれもない」ということ。すなわち「スタンドに乗せてぶん回してる時並みに静か」と形容したい。これもElastoGelのおかげか。
そして使いだしてから気がついた新しい利点。
危険性ゼロで手放し走行できる。これは大きい。このため自分の荷重移動のチェックがとてもしやすい。
リモコンはハンドルに固定しなくても使える。むしろ固定しないほうがいい。というのも固定してしまうと汗ガードをつけた時に汗ガードの下になってしまうので。
まとめるとこれだけの性能のものがこれだけ安く買えたことは僥倖。
ちなみに「固定ローラーは飽きる」は本当かどうかについて。私は全く飽きが来ない。これは実走感の高さから来るものと思われる。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆〜★★★★★
<オプション>
年 式→2016?
カタログ重量→8.7kg(実測重量8.7kg)