購入価格: ¥6,220 (税込)
標準価格: ¥6,998 (税込)
『バックパックを下ろさずに、スマホやデジカメ、小銭入れを取り出せる』
■ ILEのスマホ収納ケース
バックパックは、メッセンジャーバッグのようにかついだまま荷物を取り出すことが難しい。バックパックによっては、荷物を取り出すたびにショルダーストラップを両肩から外す必要があり、スマートフォンや財布を頻繁に取り出す際には若干ストレスになる。
今回投稿する「INSIDE LINE EQUIPMENT Phone Holster」は、いわゆるバックパック用のスマートフォンの収納ケースだが、使い方はそれだけにとどまらず、バックパックのデメリットを解決するアイテムにもなりうる。
INSIDE LINE EQUIPMENT Phone Holster
■ 2つのサイズ、2つの素材から選択可能
Phone Holsterは、INSIDE LINE EQUIPMENT(以下ILE)のバックパックのために用意されたスマートフォンのケースで、ショルダーストラップの縦ウェビングに取り付けて使う。縦ウェビングの幅が25.4mなら、他のブランドのバックパックでも取り付けることができる。
Phone Holsterには2つのサイズがある。ひとつはiPhone4、5、6に対応するサイズ、もうひとつはiPhone6 Plusに対応する大きめのサイズだ。iPhone6が出る前には、もっとスリムなサイズが存在した。
生地にはILEのバックパックと同じ素材が使われており、1000デニールのコーデュラナイロンかXPACを選べる。カラーバリエーションの豊富さは、製造の時期によって異なるようだ。また、現在はILEのタグの位置が変更されたものが販売されている。
Phone HolsterはILEのバックパックに取り付けるために手に入れた (左)
ILEのバックパックと同じ1000デニールのナイロンを使用 (右)
■ 取り付けは簡単。しかも外れにくい
購入前、私は単にベルクロでショルダーストラップの縦ウェブビングを挟むことによって、Phone Holsterを固定するものだと思っていた。だが、実際にはベルクロの下に縦ウェビングを通す部分があるので、左右方向の位置は確実に決まる。
ただし、上下方向には縦ウェビングに沿って自由に動くため、Phone Holsterはベルクロが縦ウェビングの縫い目に引っかかって固定される。つまり、Phone Holsterの取り付け位置は、バックパック側で決まることになる。この点は他のバッグに導入する際は注意が必要だ。
Phone Holsterのベルクロの粘着力(固定力?)はとても強力で、中身の重みや走行中の動きで外れるようなことは全くない。私は2つのバックパックで使い回しているが、ベルクロの粘着力は衰えていない。また、しっかりした縫製は、ベルクロを剥がす力にも十分耐えられる。
ベルクロをめくると、ショルダーストラップの縦ウェビングを通す部分がある (左)
縦方向は縫い目に引っかかって固定される (中央)
ILE Default Miniに取り付けたPhone Holster (右)
■ 小さいスマホでも問題ないサイズ
小さいサイズのPhone HolsterはiPhone 6のサイズに合わせて作られている。私は未だにiPhone4Sを使っているが、iPhoneにカバーを取り付けた状態でも中に隙間が生じる。ただ、冠をしっかり引っ張ってベルクロで固定すれば、走行中にiPhoneがカタカタ動いたりすることを感じることはない。iPhone6よりも小さい他のスマートフォンでも、全く問題なく使えるはずだ。
iPhone4Sとの比較 (左)
小さめのスマホなら余裕のあるサイズ (右)
■ スマホをスムーズに出し入れ可能
Phone Holsterの冠(かぶせ)の方にも上記と同じベルクロが用いられているが、ベルクロの面積が小さいので楽に剥がすことができ、スマートフォンををストレスなく出し入れできる。また、冠の下部にのフックのおかげで、ロングフィンガーのグローブでも開閉が楽だ。
■ スマホ以外を入れても便利
Phone Holsterは、小物を収納するポーチとして使っても便利だ。私はスマートフォンよりも、デジカメや小銭入れを収納することが多い。これらを使うたびにバックパックから取り出すのは面倒だし、かといってポケットに入れて走行したら地面に落とす可能性もある。Phone Holsterは、使いたいものを素早く取り出すのに重宝する。
ベルクロの位置は上下に調整可能なので、スマホよりも厚さや長さのあるものでも無理なく収納できるし、中で動かないようにすることもできる。デジカメと小銭入れ、スマートフォンと小銭入れといった組み合わせで収納することも可能だが、この状態では肩にPhone Holsterの重みを感じることがある。自転車で遠出するときは、ストレスにならないように、収納するのは小銭入れ程度にしておいたほうがいい。
また、Phone Holsterの側面にはペンホルダーが設けられており、ペンとメモ帳をPhone Holsterに収納するような使い方も考えられる。冠の下部のフックには、キーホルダーをぶら下げてもいいかもしれない。
スマホと小銭入れを同時に収納 (左)
厚みが約21mmのデジカメも無理なく収納できる。
■ ILEのバックパック同様の満足感
INSIDE LINE EQUIPMENT Phone Holsterは、同ブランドのバックパック同様、デザイン、使い勝手、頑丈さなど、どれを取っても満足感が高い。実はスマートフォン以外のものを入れて便利だったのは嬉しい誤算で、当初はスマートフォンの収納ケース以外の使い道は考えていなかった。もちろん、これはiPhone6に最適化された大きめのサイズのおかげでもある。
Phone Holsterは、スマートフォンの収納ケースとしては高価だが、バックパックを下さずに使いたいものを素早く取り出せるアイテムと考えれば納得できる価格だ。バックパックを頻繁に使う人には特にオススメだ。
価格評価→★★☆☆☆ (高価だがあればとても便利)
評 価→★★★★★ (これといった弱点が見つからない)
<オプション>
年 式→ ー
重 量→42g