購入価格 ¥7500ぐらい@直販
バッグのストラップなどにカメラを固定出来るアイテム。
CaptureとCapture Proがあり、ベースの素材が違う、ベースプレートに雲台用ネジが切ってある、シュープレートが違う(Proは複数から選択可能)などの違いがあるが、ミラーレス機で使用するためシュープレートが選べるProを購入。
ベルトのようなものを挟み込んで使用するため、比較的どこにでも取り付けできる。私はバックパックやメッセンジャーバッグで使用するために購入したが、最近は主にメッセンジャーバッグで使用することが多い。この点に関しては後ほど。
赤いボタンを押すとプレートをリリース出来る。プレートもボディも金属だが、作動感はスムーズでしっかりしている。今のところ不意に外れたりしたことはないが、どうしても不安な場合は左に見える黒いノブで完全固定出来るようになっている。
シュープレートはミラーレス機なのでMicroを選択。Microでも短い辺で30mm程度あるためコンデジや小型のミラーレス機だとはみ出るが、真四角のものよりはかなり収まりが良い。シュープレートはツールフリーで取り付けできるが、写真の通りかなりスペースが狭くつまみを指で起こせないことが多いのは少々不便。一応ネジ本体にも4mmの六角穴があるので、外す予定がない場合は家で工具を使ってしっかり取り付けるようにしている。ただ、自転車乗りなら工具を携帯している場合が多いので、人によっては問題ないだろう。
Capture Proを取り付けた写真がこちら。本体の幅は約100mmだが、前後は約40mmと結構コンパクト。なお、取り付けできるベルトの最大幅は実測で約67mm。余程しっかりしたショルダーストラップなどではない限りほとんど取付けは出来ると思う。
肝心のフィット感だが、どんなカメラを使うか、どこに取り付けるかによって大きく左右される。私のカメラはFujifilm XT-1でレンズを含めて1kg弱になるが、取り付けた感じからするとこのぐらいのサイズと重量が限界だろうと思う。公式ページにあるようなフルサイズ一眼をショルダーストラップに取り付けたりするのは安定性を考えるとかなり厳しいように思う。もちろん、バッグがある程度重量があってストラップにテンションが掛かっている場合などはもう少し重いカメラでも取り付けできると思うが、少なくとも前傾姿勢を取る事が多い自転車での使用に関しては、余程フィット感の良いバッグでない限りストラップが引っ張られてカメラが浮いてしまうことが多かった。当初はロードに乗るときに使う予定だったのだが、やはり前傾姿勢を取るとバッグのバランスが崩れるため今ではこの使い方はほとんどしていない。
メッセンジャーバッグでは下の方に取り付ければ前傾の影響をあまり受けないため、こちらの方が快適に使用できた。Bromptonに乗りながらゆっくり写真を撮り歩くような使い方には最適で、バッグを開ける必要もなければ仕舞う必要もなく、止まってから2秒程度で撮影出来るため、より気軽に撮れるようになった。
・まとめ
個人的には後者のような使い方の方がおすすめで、コンデジなどより軽いカメラを取り付けるならロードなどでも使用できるように感じた。もっとも、コンデジを使う場合でも取り出すスピードや気軽さはポケットやバッグに入れるのとは比べ物にならないので、自転車に乗りながら写真を撮る事が多い人は1個あっても損はしないと思う。
価格評価→★★★☆☆(出来を考えると適正かもしれないが、決して安い買い物ではない)
評 価→★★★☆☆(便利なのは間違いないが、使用環境はしっかり考慮すべき)