購入価格: ¥8,850 (税込)
標準価格: 不明
『自転車パーツの塗装の乾燥時間を短縮する食器乾燥機。温風が熱すぎないので色々と応用が利きそう』
私はDIXNAのジェイリーチブレーキレバーの塗装を行った。ブラックマイカの上からクリアーを吹き、その後コンパウンドで仕上げるのだが、ボデーペンのアクリルクリアーは乾燥まで1週間もかかる。ブラックマイカの重ね塗りとクリアーの厚塗りをしたので、1日経っても溶剤の臭いが抜けなかった。そこで、少しでも乾燥の時間を短縮するために用いたのが、三菱のキッチンドライヤーだ。
1日乾燥させたブレーキレバーをキッチンドライヤーに入れ、3時間くらい乾燥させたら、ブレーキレバーから溶剤の臭いがかなり抜けた。
最初の1時間では少し溶剤の臭いがしたが、その後はほとんど溶剤の臭いは感じられなくなった。
また、メーカーサイトによると、吹き出し口の乾燥温度は約90度になるとのことだが、温風が当たった金属のブレーキレバーが熱くなりすぎないのが良い。熱すぎない温風のおかげで、塗装には全く影響がなかった。
塗装直後にキッチンドライヤーに入れると臭いが台所に充満すると思うが、1日乾燥させたものを入れる分には大丈夫なようだ。もちろん、換気扇のスイッチを入れ、窓を開けて換気することは必要だ。
食器乾燥機による塗装の乾燥は、模型製作ではよく使われる方法らしい。プラスチックで平気なら金属でも大丈夫だろうと思ってやってみたがうまくいった。後日塗装したディレイラーガードも同様にうまくいった。
私は自転車パーツの塗装の乾燥に使ったが、熱すぎない風は乾かしたいものに対して優しく、色々と応用が利くと感じた。ただ基本的には、食器に使うものに汚れたものや臭いものは入れたくない。頻繁に食器以外のものを乾かしたいなら、コスパの高い乾燥機を別に購入した方が良いと思う。尚、模型製作には山善の食器乾燥機を用いることが多いようだ。
数時間で塗装がカチカチになるが、念のためコンパウンドがけは1週間後に行った。※この作業は自己責任で
価格評価→★★★☆☆ (同じシリーズの乾燥機は2台目。1台目は5年使えた)
評 価→★★★★☆ (ブレーキレバーの溶剤の臭いが消えた)
<オプション>
年 式→2009年
カタログ重量→不明