購入価格: ¥845 (税込)
標準価格: ¥1027 (税込)
『自動車用のコンパウンドだが、パーツの塗装の仕上げ、フレームやパーツの細かいキズを取るのに役に立つ』
■自動車用のコンパウンドのセット
SOFT99のコンパウンドトライアルセットは自動車の補修用品で、ボディやバンパーのキズ消しからつや出しまでこのセットで作業できる。
自転車のフレームやパーツの小キズを取ったり、塗装したパーツを磨くのにも使える。
細目、中細、細目のセットになっていて、初心者でも順番を間違えないように番号が振られている。その反面、番手が書かれていないのが残念だ。メーカーに問い合わせたところ、このコンパウンドの番手は以下の通りだ。
①細目 2000番
②中細 2000〜3000番
③極細 7500番
使い方は簡単で、布に適量取って磨くだけだ。大きな番手から使用し、キズが消えないようであれば番手の小さいものを使う。
SOFT99 コンパウンドトライアルセット
■パーツの塗装の仕上げ
私はDIXNAのジェイリーチブレーキレバーの塗装の仕上げに使った。アクリルクリアーを吹いただけでもきれいだったが、少し梨地になっている部分があったのでコンパウンドを使うことにした。
極細を使うだけで表面は平滑になるが、わずかに表面が白化した。黒や濃紺色は白い磨き跡が残ることがあるとのことだったが、その通りの結果になった。だから、極細を使った後に液体コンパウンド(9800番)とワックスで仕上げた。
きれいに仕上げるには、SOFT99の液体コンパウンドも必要だった。
■フレームの小キズを取る
クロスバイクのトップチューブ上部の小キズを消すのに使ってみた。耐水ペーパーの2000番で軽く擦り、細目→中細→極細の順にコンパウンドをかけ、ワックスで仕上げた。耐水ペーパーで白化した表面が、このコンパウンドとワックスできれいに仕上がる。これはフレームの塗装の仕上げにも使えると思う。
細目では磨き跡が残って表面が白く曇る。中細でも目立ちにくいが磨き跡は残ってしまう。極細で磨いた跡にワックスをかければ、他の部分との差はなくなる。
私の自転車では、液体コンパウンドを使ったら他の部分よりも光沢感が出た。液体コンパウンドが必要かどうかは、塗装の色や塗装の仕上げの質にもよるかもしれない。
①耐水ペーパー 2000番 → ②細目 →③中細 →④極細+コンパウンド
※本来は耐水ペーパーは必要ないが、どの程度キズが切れるのかを試すのに使った。
■樹脂パーツの小キズを取る
サイコンの液晶画面とボタン電池のケースのような透明な樹脂パーツでも、小キズが消えて透明度が増す。液体コンパウンドをかければもっときれいになるが、このコンパウンドの極細まででも十分。特にサイコンの液晶画面には便利。液晶画面がピカピカだと、見えやすくて気持ちいい。
一方、CAT EYEのライトはボディのカラーが黒だったため、このコンパウンドの極細でも磨き跡がわずかに残った。それでも、使用時の細かいキズよりはマシなのだが、光沢感を出すには液体コンパウンドを使う必要がある。
透明な樹脂でも極細までで十分だが、液体コンパウンドを併用すればかなりきれいになる。
■自転車に使うには十分な量
このコンパウンドは、自動車のちょっとしたスリキズを直すためのものなので、量はそれほど多くない。自転車のパーツやフレームのキズに使うのには十分な量だ。いろいろな部分に使ったが、一回に使う量が少ないので長持ちしそうだ。
ブレーキレバーの塗装の仕上げのために購入したが、クロスバイクはそろそろ小キズが増えてきた頃だったので、良いタイミングでコンパウンドを入手したと思う。場合によっては液体コンパウンドとの併用が必要だが、番手の異なるコンパウンドのセットでこの価格はリーズナブルで手に入れやすい。個人的にはおすすめ。
価格評価→★★★★★ (番手の異なる3本のコンパウンドでこの価格。自転車なら一回に使う量は少ない)
評 価→★★★★☆ (塗装の仕上げや自転車のフレームやパーツの小キズを取るのに便利。場合によっては液体コンパウンドも必要)