購入価格: ¥3,500くらい ※Y's Road 船橋店
標準価格: ¥3,888 (税込)
『使いやすいが、取り付けているだけで表面が傷つくのが残念』
■初めて購入した携帯ポンプ
SpecializedのAir Tool Road Pumpは、私がクロスバイクを手に入れてすぐに購入した携帯用ポンプだ。長いポンプの方が空気が入れやすそうだったし、白いボディがクロスバイクの色に合いそうだったので購入した。
Specialized Air Tool Road Pump。実は購入時にSpecializedが自転車メーカーだと分かっていなかった。
■走行するのに十分な空気が比較的簡単に入る
何回か自分の部屋で空気を入れる練習をした。金属製のボディと長いストロークのおかげで空気は入れやすく、ロックレバーのおかげでバルブから口金がズレることはなかった。高圧になってくると空気が入れづらくなり腕が疲れてくる。ここで空気を入れるのをやめて試走してみたところ、いつもとほとんど変わらない状態で走ることができた。
この携帯ポンプは120PSI(8.5BAR)まで空気を入れられる。空気圧ゲージを持っていないので正確な空気圧は分からないが、比較的簡単に空気を入れることができると感じた。現在使用しているGIANT CONTROL MINI 1 PLUSよりも空気は入れやすいが、このポンプを使わなくなった理由は使い勝手以外の部分にある。
■走行中の振動で表面が傷つきやすい
この携帯ポンプは表面が傷つきやすい。走行中の振動でハンドルがフレームにぶつかったり、ブラケットに取り付けている部分が上下したりしてボロボロになってしまった。購入して1年経たないうちにこのような状態になったのは残念だった。
また、シートチューブ側のボトルケージにブラケットを取り付けて固定すると、ポンプが長過ぎてリアのブレーキアウターケーブルやフロントディレイラーのクランプに接触することがある。接触しない位置で取り付けることもできるが、走行の振動で上下して結局接触してしまう。
ブレーキアウターケーブルに接触するのは、クロスバイクのフレームのスローピングの大きさのせいでもある。ダウンチューブに取り付ければ接触を回避できるが、ダウンチューブに長いポンプを付けるのは私の好みではなかった。
この携帯ポンプは使いやすいが、取り付けているだけで使用感が出てくるのはちょっと残念だ。どの位置に固定しても、この表面処理では走行の振動で傷がつくと思う。
このポンプはGIANT SEEK R3には長過ぎた。右の2枚は走行でついた傷。
■性能は良いが見た目を考えると残念
私が購入したのは2011年なので仕様が変わっているかもしれない。また、色によっても傷のつきやすさが変わるかもしれない。携帯ポンプとしての性能のみを考えるなら選んでも良いのではないだろうか。私は携帯ポンプを自転車のワンポイントとしても考えているので、傷つきやすいものは使いたくない。今回のことは良い経験になったと思う。
価格評価→★★★☆☆ (空気の入れやすさを考えると納得の値段だが、傷のつきやすさを考えるとちょっと残念だった)
評 価→★★☆☆☆ (携帯ポンプとしては使いやすい。傷つきやすさが大きな減点)
<オプション>
年 式→2011年
カタログ重量→不明