購入価格 ¥1500
廉価な練習用チューブラタイヤとして認知されているVittoria Rally 21-28ですが、どうも近年、耐久性が大いに低下しているのではないか?と感じ、1年ほど前から使うのを止めています。前回レビューしたのが2年半ほど前ですが、その頃すでに兆しがあったのかも知れません。
Vittoria RallyやFormula UNOなど、この12年ほど随分使いました。かつて、これらの廉価チューブラは、長持ちはしないまでも、パンクさえしなければ、クタクタのザクザク(←どういう状態だソレ)になるまで使えたものですが、近頃のRallyは違います。部分的に変形したり、勝手に裂けてくることが多くなりました。
例えばこんな具合です。
トレッドはまだ十分残っており、使い切ったというには全然、程遠い状態ですが、何故か裂けてきました。こんなことが、本当に頻繁に起こるようになっていたというわけです。生産上の問題なのか、流通途上の中間在庫の管理の問題なのか?
Rallyは、これまでに一体、何本使ったのかわからないほどですが、こういう奇妙な事例は、バルブが長くなってからかもしれません。如何に安物とはいえ、随分な代物になってしまったものです。
生産設備や生産数量などと何か関係があるのか、ないのか、Vittoriaはどう考えているのでしょうか。この件をVittoria本社にメールで問い合わせて1年以上が経過しましたが、回答はありません。まあ、無回答というのは、外国のカイシャではよくあることです。
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カーボンリムが多用されるプロの世界では逆に近年、チューブラタイヤの存在感が復活している感がありますが、となると、チューブラタイヤも相応のいいものが選択されることになります。
かつては安物からハイエンドまで選択に困るほど色々あって賑やかだったチューブラタイヤ市場ですが、今では廉価カテゴリは瀕死で、全く商売になっていないのかも知れませんねぇ・・・。
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★☆☆☆☆