購入価格 ¥398 近所のホームセンター
チューブに入った2液を混ぜて使うタイプのエポキシ系接着剤です。
効果時間が1分と早いので、素早く作業する必要はありますが、瞬間接着剤のように一瞬でひっつかないので微調整をしながら接着したい場合などに向いてます。
自転車には非常に馴染み深いもので、カーボン製品を作るときに絶対に必要になります。
カーボンと言ってますが、カーボン繊維単体で出来てるのではなくカーボン繊維をエポキシ樹脂を使って貼りあわせて積層したもの(carbon-fiber-reinforced plastic 炭素繊維強化プラスチック)が我々の使ってるカーボン製品です。
が、それは接着剤としての話。
私はこれを接着剤としてではなく、エポキシレジン(樹脂)としてシューズの補修に使っています。
結論から言うと実用上問題なく、安価なのでオススメです。
・シューズ補修のやり方
やり方を説明するほどでもありませんが、一応書いておきます。
1.シューズの補修したい部分を綺麗にする
2.必要な量だけ、1対1の割合でエポキシと硬化剤を出して混ぜる
3.補修したいところに塗る
これだけです。どんな感じになるかというとこんな感じです。
これはこのボンド単体で補修した場合です。何度かに分けて塗ることで厚みを出すことも出来ます。
一度ソールに樹脂を塗って平滑にした後に古いブレーキシューを加工してひっつけることでヒールにすることも出来ます。かかとが大きく削れてる場合はこの方法がオススメです。しっかりグリップもします。
硬化すると白い淡色透明になりカチカチになります。削って整形することも出来ますし、色を塗ることも出来ます。
私はシューズを補修した後にタッチアップペンで塗りました。
私のシューズはカーボンソールですが・・・一応問題はおきてません。
ですが、カーボン専用のエポキシというわけではないので自己責任でお願いします。
・注意点
注意点がいくつかあります。
ボンド自体の粘性は低く、ゼリー状ではなくドロッとした感じの液体です。
なので、厚みが必要な場合は複数回に分けて塗って積層させていく必要があります。
1分硬化タイプなので混合した後は素早く作業する必要があります。
積層したり、広範囲補修したいからと言ってドバっと出して、何度かに分けて塗ろうとすると・・・塗り終わるまでに出した樹脂が固まってしまい無駄になります。
とにかく1度に塗れるだけの必要な量だけ出してやる必要があります。
・まとめ
シューズの補修に使うには安価で、非常に便利だと思います。
カーボンの場合は、欠けたり切断したりした面から湿気が入ると良くないそうなので、そういう箇所にはこれを塗っておけば湿気の侵入を防ぐこともできます。カーボンコラムなどを切断した面に塗るのにも使えます。
2液を混合しないと絶対に固まらないので保存もしやすくなってます(当然キャップはしっかり締める必要はあります)
欠点としては内容量が6gと少ないこと。
かかと部分を盛って補修したい場合は2個以上あったほうが良いと思います。
また、大丈夫だとは思いますが、一応カーボン専用品ではないのでカーボンフレームの補修には使わない方が良いと思います。
価格評価→★★★★☆(内容量を考えるともうちょっと安いと嬉しいが、その場合は業務用のエポキシ買う必要が出てきてそれだと多すぎる・・・)
評 価→★★★★★(今のところ問題なしです)