購入価格: ¥3,675 (税込) ※GIANTストアにて
『大容量モードと高圧モードの2つの注入方法を選べる携帯ポンプ』
■やっとのレビュー
ようやく、携帯ポンプのレビューができる…ということは、つまりパンクしたということだ(泣)
先週、千葉県野田市の関宿城に行った時に、手前の関宿橋で金属片が突き刺さってパンクしてしまった。タイヤもチューブも新しかったけど、これならパンクしても仕方がないかもしれない。
到着した喜びよりも、パンクの悲しさが上回った
私が選んだのは、GIANT CONTROL MINI 1 PLUSという携帯ポンプだ。GIANTのロゴと太いボディが私のお気に入り。アルミのボディにアルマイト仕上げがとてもきれいだ。
GIANT CONTROL MINI 1 PLUS。全長21cm
仏式、米式に対応
■二通りの注入方法
このポンプは、大容量モードと高圧モードの注入方法が選べるデュアルポジションシステムという機能を搭載している。
大容量モードは一回のポンピングで入る空気の量が多いので、チューブにあまり空気が入っていない時に使用する。圧が高くなってくると、大容量モードではハンドルが押し込めなってくるので高圧モードを使う。高圧モードでは一回に空気が入る量は少ないが、比較的軽い力でポンピングできる。
大容量モードでポンピングできるのは、圧の低い最初の段階だけで、ほとんどを高圧モードで空気を入れていた。大容量モードはあるに越したことはないが、別に無くてもかまわないような気もする。
ポンピングの回数は覚えていないが、かなりの回数だったと思う。パンクの修理も含めて30分くらいかかっただろうか。
大容量モードと高圧モードを切り替えるつまみ
■小さいボディだがゲージ付き
このポンプの一番良い点はゲージが付いていることだ。タイヤを手で触ってパンパンに入っているように感じても、メーターを見ると意外に入っていない。 感覚で入れて空気圧が足りず、またパンクなんてことになったら最悪なので、数値で空気圧を把握できる方が良いと思った。
120psiまでゲージが付いているが、簡単に入れられるのは90psiくらいかも。推奨空気圧の下限100psiまではちょっと足りなかったが、帰りの50kmは無事に帰ることができた。今思えば、ちょっと焦って空気を入れたので、高圧モードでもう少し頑張ればよかった気がする。
ここから90psiまで入れた
■その他
レバーを起こせばバルブを固定できるが、ポンピングの向きがちょっとズレるとプシューっと空気が抜けてしまうことが何度かあった。ポンピングしながらポンプの向きを気にするのは、とても煩わしかった。やはり、こういう時にはホースが付属している方がいいのだろうか。確実に空気を入れるには、バルブの回りに接続はかなり重要な気がした。
バルブを固定するレバー
グリップにはゴムなどは巻かれていないが、径は29mmと結構太く、しっかりと握ることができた。ストロークはもう少し長い方が使い勝手が良さそうだけど、この長さならそんなに悪いというわけでもない。
ストロークは70mm
付属のブラケットは、他の携帯ポンプと同様に、ボトルケージ台座に固定するタイプだ。固定はしっかりしていて、ポンプとシートチューブのクリアランスもある程度確保されているので、振動でブレてフレームが傷つきにくい。ヘッドの部分は横にくるくる回ってしまうので、傷つかないように、一応フレーム側に透明なシールを貼って保護した。
■最後に
使い勝手が悪い部分はあるものの、買い替えたいと思うほどではない。このポンプのおかげで無事帰宅できたのだから良しって感じだ。今回、しっかりとこの携帯ポンプの特徴を把握できたので、次回のパンクではもっと効率よく空気を入れられると思う。
(メーカーサイト) GIANT CONTROL MINI 1 PLUS :
http://www.giant.co.jp/giant12/acc_datail.php?p_id=A0000394&c2_code=38&status=※2013年のGIANTのラインナップからは外れてしまった。何故だろう。
価格評価→★★☆☆☆ (この値段なら他に選択肢がある気もする)
評 価→★★★☆☆ (普通。驚くほどのものはない)
<オプション>
年 式→2012年
カタログ重量→180g