US定価 $39.99(モニター品)
CBNモニター企画で頂きました。この場を借りてお礼申し上げるとともに、レビューが遅くなった事についてお詫び申し上げます。
これは名前の通りGoproを胸の辺りにマウントするためのハーネスで、ヘルメット視点ではスピード感が出にくいし、ハンドルマウントではハンドルの動きに合わせて左右するので見辛い、という両者の欠点を補うもの。
付けるとこんな感じになる。フルフェイスと相まって非常に怪しいので、トレイルへのアプローチでは外しておくことをお勧めする。また、Goproが振動でぶれると映像が見辛くなるので、少々強めに締めつける必要がある。登りなどでは苦しくなるので、基本的には自転車での使用は下りメインと考えた方が良いだろう。
ハーネス自体は全体が伸びる素材で、調整幅も広いので誰でも合うと思われる。1か所バックルで外せるようになっているのだが、着ける時に外すとハーネスが捻じれてこんがらがるので、バックルは留めたままシャツを着るように着けて、外すときはバックルを外す事をお勧めする。
ハンドルやヘルメットに比べて格段に難しいのが角度調整だ。なんせ付けている時はどういう角度なのかさっぱり分からない上、実際に下っている時の姿勢で丁度良い位置に固定する必要がある。何となくこのぐらいだろう、と付けて撮った時は足元ばかり映って全く使い物にならない映像を量産してしまった。一度家の周りを走り回ってある程度位置を決め、実際にトレイルで乗ってから最終的に決定するというのが確実な方法だろう。上の写真は確定後の角度で、Goproは逆さに取り付けてある。ダウンヒル系の比較的状態が起きたポジションでこの角度なので、XCやAMで状態が寝ている場合はもっとGoproが上を向く事になる。なお、腰を引いたりすると映す角度も変わるので、乗車中のポジションの変化も含めてじっくり考えなければいけない。
VIDEO
実際に撮ったのがこちら。胸にカメラがあるので、バックパックのチェストストラップに遊びがあると動画のようにちょっかいを出してしまうので注意した方が良い。あと、途中でパンクしたので前半と後半で繋いである。ヘルメットカメラの映像より、チェストマウントの映像の方が臨場感とスピード感がある。結構揺れるのだが、実際に感じている振動は大体こんな感じである。ハンドル・ヘルメットと比べて乗車している人の感覚に一番近いように感じる。
MTBで見て面白い映像を撮りたいなら、チェストマウントは間違いなくあった方が良いアイテム。映像としての見易さならヘルメットマウントに軍配が上がるが、臨場感ならチェストの方が圧倒的に上だ。ネックなのは値段だが、あれこれ試行錯誤するぐらいなら一発チェストマウントを買ってしまった方が却って安上がりだろう。
価格評価→★★☆☆☆(4000円は高い)
評 価→★★★★☆(個人的には一番好きなマウントだが、長丁場だとちょっと苦しくなる)