購入価格 ¥9000くらい
年初に現行の一つ前のモデルを購入しました.これまで使っていたものはこちらです.
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=9186&forum=63#forumpost15804買い替えの理由は
・ソール、アッパーともに草臥れて来たこと
・バンド部分が締まりづらくなって来たこと です
雨の日もつかったし、何年もつかったのでいずれも納得、今までお疲れさま。
購入にあたって考えたのは
・ソールがしっかりしていること
・バンドが付いている事(ベルクロだけはなく、アジャスタがあること)
・あまり高くないこと(笑)です。
と、言う訳でショップで旧モデルを安価に販売していたものが、僕にはジャストサイズだったので、購入した次第。
【仕様・形状】
シューズとしてはやや細め、インソールの土踏まずの板状のパーツで盛り上げてあり、足裏にフィットする様に工夫されています。効果の程はわかりませんが、数年つかってくたびれたシマノのものに比べると、はやり、脚裏全体で押し付ける様な力の入れ方になっていると思います。
また、かかとをすっぽりくるむ様に樹脂製の外殻が成形されていて、この装着感が素晴らしいです。引き脚のときも踏み込むときも、靴全体が脚に密着している感じがします。
以上は、より上位のグレードでもボントラガーが採用している仕様で、特徴と言えるのではないでしょうか?
ソールはグレード毎に硬さが換えてある様で、私の購入したモデルは「ブロンズカーボン」というものが、外反母趾の付け根あたりから土踏まずに向かって貼られています。ソールを折り畳んだ感じでもシマノより明らかに硬く、踏力のダイレクト感に一役買っているといえそうです。今期のモデルは定価でも12000円ですから、こうした硬めのソールを備えたロードシューズとしては安価だとも感じます。
【使用感】
上記と重複しますが、靴底の形状 や くるぶしの装着感が僕にはあっている様で、長期間つかったシマノのものよりペダルを踏み込める様になったと感じます。一方、これはソールの硬さや靴底(内側)とペダルシャフトとの距離が近くなったこととの相互作用だと思うのですが、使い始め、60km程の走行でも脚の裏や膝の裏に痛みを感じる様になりすこし戸惑いました。元々のソールがかなり草臥れてしまっていたので、新品状態より軟らかい靴底に慣れてしまっていたのかもしれません。
対症療法としてサドルを5mm程下げたり、後退位置を調整し、ある程度走り込んでみたら、この痛み、いつの間にか消えました。
筋力が付いたからなのか、ポジションを幾分見直したからなのか理由は不明ですが、考えてみれば1分間に100回程度の上下動をしている部分ですし、推進力のほぼ大半を担う部分でもあるので、違和感が出て当たり前だったなとも思います。このことで、FTPが何%増えたとかそういうことはありませんが、シューズというのは定期的に交換しなければならないものですから、できればシーズンオフ等にゆっくり慣れて行くのがベストなのだろうなとも感じました。勉強になった。
尚、調整バンドの部分は(私は甲が幾分人より高い気がします)、かなり強めに絞って使っていますが、クリック感がシマノより幾分乏しく、MAXまで締めるとは飛びしそうでほどほどにして使っています。おそらくここから壊れて来る(草臥れて来る)のでは?と感じています。7ヶ月程つかっても、ソールやアッパーに目立った劣化の兆候は見られません。保ってくれるといいのですが、、、
【総 評】
同社の製品はトレックと組み合わせるのがデフォの様に認知されている様ですが、上述の仕様面、形状面の工夫は、他社だともうすこし上位のモデルに採用されている部分が多く、こうした意味では、お買い得なブランド/モデルだと感じました。
一方、これはどのメーカーのシューズにもいえることですが、負荷がかかる部分でもあるので、試着だけでは分からない装着感の変化、故障も起こり得ます。故に一足履き潰すのではなく、新旧2足を同時に使う等して、ゆるやかに以降する方がよいのかもなあと感じました。
あまり人気がないらしく、サイズの欠品はあるのでしょうが、某自転車量販店のバーゲンでも本モデルみかけました。何かの参考になれば幸いです。
価格評価→★★★★★(コストパフォーマンスは高いと思います)
評 価→★★★☆☆(ストラップのところが不安なので)
年 式→2010(多分)
カタログ重量→300g(実測失念しましたがもう少し重かったです)