¥4778 @ネットあさひ
最近流行の薄型プラベダルで、FIREEYEのソフトスイーツペダルと同型。
クロモリピンとプラピンモデルの二種類がラインナップされており、EXPRESS-1はクロモリピン仕様。ポップな見た目は山ばかりではなく町にも似合う。
ボディーは軽量かつ高強度なナイロンファイバー樹脂で成型されているため、足に伝わるショックが気持ちやわらかい感じがする。もちろん、踏み込んだときにぐにゃぐにゃするわけではなく、薄くできている割には安心感が高いといえる。いわゆるデカペダルのため、踏み面は非常に広く、不安定な場所やトリックを行うときにも安定感が得られる。
このモデルはクロモリピンのため、靴へのグリップは非常によい。またピンはイモネジではなく、ボルト・ナット方式である。そのため、ねじ穴が馬鹿になったり、ねじが飛んでいってしまったりする心配が無い。
ピンの数は最低限といった感じであり、足のサイズや踏み方によっては気持ちグリップに不安を感じるかもしれないが、その場合は中央のシャフト部分に3Mの滑り止めテープを貼ることでグリップ力を向上できる。
回転系は外側にシールドベアリングを2個、内側は金属のブッシュが仕込まれている。最初は使用されているグリスが気持ち固めであり、またゴムのダストシールがあるために、気持ち回転が重く感じるかもしれない。そこで分解して、グリスアップすることで多少改善が見られた。回転そのものは非常にスムーズでゴリやガタは皆無である。
クランクへの取り付けを8mmのアーレンキーのみとしていることで、シャフトが多少細くなり、気持ち軽量化に貢献していると思える。
さて、軽量かつ高強度、グリップもまずまずで回転も申し分ないこのペダルだが、個人的には非常に気になる点がある。
というのも、薄型ペダルの宿命かもしれないが、ペダルボディーをどんなに薄くしてもシャフトが通る部分の厚さに限界がある点である。このペダルは全体的に非常に薄いのだが、シャフトが通る中央だけが気持ち膨らんでいて、横から見た場合極端に言えば「ドラ焼き」のような形をしているのだ。そのため、ペダリングの際にわずかながら前後にパタパタとする感触がある。これは足の大きさや、履いている靴のソールの硬さにも左右されるが、足が小さく、かつバンズのようなフラットで硬めなソールだといっそうパタパタを感じやすい。(少なくとも24.5センチの私の足ではパタパタする)
神経質な性格ゆえか、どうしてもこのパタパタが気になり、今は一時使用をやめている。しかし、総合的には非常によいペダルといえる。
価格評価→★★★★★(価格と性能のバランスが絶妙)
評 価→★★★★☆(パタパタするので-1)
カタログ重量→ 335g(ペア重量)