購入価格 約\13000
Crank BrothersのMTB向けアジャスタブルポストがこのJoplinで、31.6mmの398mmを購入。
入手性の良いアジャスタブルポストは現在Rockshox, Crank Brothers, Kind Shockなどから出ている。それぞれ特徴があるためなかなか選ぶのは難しいが、簡単に説明すると以下のようになる。
Rockshox Reverb : 油圧リモートケーブル、セットバックなし、価格やや高め、黒のみ
CB Joplin : レバー/リモート有、セットバック有、価格安め、4は金のみ
KS i900など : レバー/リモート有、セットバック選択可、価格安め、赤のみ(カラーカスタム可)
KSは安くて定評があるが、赤以外の色にするには別売のカスタムキット(5000円以上)を購入する必要があるため却下、残るReverbとJoplinでは油圧リモートのエア抜きが面倒だったためJoplinが残った。また、廃盤特価(恐らくKronologに移行)になっていたため安かったのも理由だ。
アジャスタブルポストを購入する際の注意点としては、カットできないためフレーム挿入可能長を良く調べておく点がある。トラベル100mmのJoplin4の場合はパイプが膨らむ部分からレールクランプまで165mmとなっているため、[サドル高-(サドル厚+165mm)>シートチューブC-T長]でないと適正なサドル長が得られない場合がある。また、シートポストにベルクロで固定するタイプのサドルバッグは使えない。
アップダウンのあるトレイルを走る場合、頻繁にサドルを上下するので非常に便利だ。リモートレバー付きならダンシングのついでにサドルを上げる事ができるため、かなりの頻度で上げ下げできる。短い登りや平地を低いサドルのまま連続でこなすと次第に疲れが蓄積してくるが、登りの度に元のサドル高に戻せると随分と楽をできる。基本的にはオールマウンテン向きのパーツになるが、そういったトレイルを走るような場合はハードテールやXCバイクでも有効だろう。また、シートポストに砂を噛み込んでボロボロになるという事も無いので、フレームにも優しい。
ケーブルがやぐらから出るモデルはシートポストが縮んだ際にケーブルが余るという意見もあるため、次の新モデルはCBやKSも下側から出ているが、私はあまり気にならなかった。というのも、下げている時は大抵下っているので、たるんでいるケーブルを見る事はあまりないからだ。ただ、あまりに長く余るとタイヤなどに干渉する恐れがあるので、あくまで適正長で運用するのが前提だ。
欠点というか、仕様上仕方ない点ではあるが、縮めた状態でサドルを掴んで持ち上げると伸びてしまうのは意外と不便だ。トレイルを走ってきて担ぐ際によくやってしまうが、ダンパーにエアを噛んでしまいそうで少し怖い。他のモデルでは伸びる方向にも固定されているようなので、選ぶ際は自分の癖を考えてから決めると良いだろう。
最長
最短
重量がリモートレバー込みで約600gと一般的な物より400g近く重くなるが、その重量差以上に効果があるように感じる。長距離トレイルを走る場合はかなり使えるのでお勧めのアイテム。
価格評価→★★★★★(この値段なら)
評 価→★★★★☆(もう少し軽ければ満点)
ちなみに、真っ黒JoplinはどこかにOEMされていた物らしく、スペアパーツでも入手はできないので注意されたし。