購入価格 約23000円
Fox RP23が壊れたため購入。もう一度RP23を買っても良かったが、内部がユーザーで完全分解できるためRockshox(以下RS)にした。
XC~AM向きのリアショックで、リアトラベル/ショックストローク比に合わせてLow Tune/Mid Tune/High Tuneの3つがある。私のバイクはリアトラベルが160mm、ショックストロークが57mmで160/57=2.8となるため、High Tune(200x57)を選択した。Low Tune は2.0-2.4、Mid Tune は2.3-2.8、High Tune は2.7-3.1が推奨されている。
取り付けには別途マウントハードウエアが2個必要になってくるので、フレームに合わせて購入する。圧入する作業自体は万力などある程度平行にハードウエアを押すことができる物と、ハードウエアの外径より少し大きなソケットを使用すれば簡単だ。左右の突出しが均等になるよう圧入するだけだが、この左右の突出しの確認だけはきちんとやる事をお勧めする。
操作方法は簡単で、青いレバーがFlood Gateの開閉となっている。これはFoxでいうPropedalと似ており、オイルの通り道を狭める事でペダリングなどに反応しにくくするためのものだが、RP23のポジション3(最強)よりも効きが弱く明確な差があまり出ないため、舗装路の登りなどでは若干こちらの方が疲れやすい。赤いダイヤルはリバウンド調整で、こちらはその名の通りリバウンドの強弱を調整するもの。元々結構リバウンドが強めなのか着地した際にわずかに弾かれる事があったため、3クリックほど遅めに調整してある。一応正規の調整方法があるが、非常に分かりにくいので何度か乗って感覚を掴んだ方が良い。
動き自体はRP23が動き始めに少し引っかかるのに対し、こちらは動き始めから滑らかに動く。恐らく単なる味付けの違いだが、乗っていて分かる違いではなかった。性能自体は全く不満はなく、段差の続く直線の下りでも綺麗に衝撃を吸収してくれる。先に述べた初期設定のリバウンドの違い以外は特にRP23との違いは感じる事が出来なかった。
デザインは赤い線が邪魔だったので切り取ったが、割とシンプルで良いと思う。Foxの方がかっこいいので好きだが、サグに関して本体に直接印刷してあるのは非常に便利。他に大量のRSシールが付属するので、全部剥して自分好みの見た目にしても良いだろう。
あまり安くはないが、総じてクオリティも高く満足している。ショップで買わない人間にとっては自分で修理できるかどうかはかなり重要になってくるのでRSを選んだが、性能的にも全く不満が無いので良かった。ダストシールも1セット付属するので、ハードに使用する人にもお勧めだ。
価格評価→★★★★☆(ショックポンプとダストシールが入っていてこの値段だが、ショックポンプは別売で良い)
評 価→★★★★☆(Kashimaコートが気になるが、今はこちらで満足している)
<オプション>
実測重量 280g(ハードウエア込)