購入価格 $349.99 @Jenson USA
決戦シューズとして導入。いわゆる流行の超軽量シューズ。まずどのくらい軽量か見ていただこう
左がSLX、右はSHIMANO SH-R151/E ワイドタイプ
SH-R151のレビューは↓
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7892&forum=63もはや語るまい。SLXはI-Clickのクリート、SH-R151はRXクリートが付いていてI-Clickのクリートのほうが軽いがそれを含めても凶悪な軽さ。これだけ差があるともはや暴力。
ただ、軽量化したため生地はぺらぺらで安っぽいし、なんだか頼りない。
実際走ってみたところ流石にこれだけ軽いと分かる。とてつもなく足が回る。本当に回る。今までのシューズが如何に重たかったか思い知らされる。元のシューズが嫌になるレベル。ソールの剛性不足は感じない。そう考えるとシマノのソールはやりすぎなんじゃないかと思う。耐久性はそりゃSHIMANOに劣るだろうが必要十分だとおもう。
ただ、全て手放しでは褒められない。シューズなので足によって合う合わないがあるだろうが、そこも含めて2点書く。
1.フィット感に乏しい
自分の足型は幅広、甲低という特殊な足型。しかも普段履いてるのは24.5cmで、SH-R151は39サイズを使っている。下調べで幅はそこまで狭くないと聞いていたので心配はしていなかったが問題はサイズ。どうもシマノのEU表記とGIROのEU表記は違うようで、本国のサイトで調べたところEU39.5が24.5cm相当だとのこと(SHIMANOはEU39が24.5相当)。SH-R151を買う時はプロショップでサイズを見てもらい試し履きしたのでぴったりですのでその情報を元に選びました。実際に履いてみるとフィット感に乏しい。幅は問題ないですが、つま先の部分が少し余り中で動く。SHIMANOより少しだけ縦に長いか?甲も高めで余るのでEVAインソールを入れて調整したがまだ余ってしまう。ベルクロで締め付ければ何とかなるがそうするとベルクロ固定の金属が食い込んで痛い。ベロが薄いためだと思う。軽量化のため仕方がないかもしれないがベロは厚めが良かった。SHIMANOではそんなことなかったので残念。
2.ホールド感に乏しい
全体的に生地が薄いので、締め付けてもいまいちホールドされない。踵のホールドもSHIMANOに比べればかなり控えめで好みではない。SHIMANOは生地に厚みがあり、内側は布がクッションになっていて気持ちの良いホールド感だが、SLXは合皮の生地だけなので締め付けてもホールドしてくれない。軽量化のため犠牲になったようだ。
以上の2点が気に入らなかった。ヒルクライム用としては良いがロードレースや長距離を走る場合にはフィット感が乏しいので使いたくない。ただこれだけ軽量化するとかなり効果がある(実際に何キロ速くなるとかは言えないが)これだけ軽量化をバイクでしようとするとかなり金が掛かるし、6.8kgルールもあるので車体の軽量化には限界がある。その制約がなく大幅な軽量化ができるのでかなりお勧め。ただ自分の場合はフィット感とホールド感に不満が残ったのでできるだけ試し履きして買いたいが、国内での取り扱いは少ないだろうし自分のようなサイズはほとんど置いていないのが現状なので博打になるだろう。おそらくだが幅広甲高の人は合うと思う。フィット感とホールド感はインソールとソックスである程度は補えたが満足というには足りない。軽量シューズと割り切ることが大切かもしれない。
なお、初めての高級シューズだったがオプションのすごさは感動。付属品として標準インソールの他、可変インソールとシューズバッグが付属↓
とくにインソールは土踏まずのアーチが3種類から選択ができるこだわりのものWiggleでも4000円もする。
いくらか不満は残るがヒルクライム用として割り切れば満足。この軽さは反則。万能決戦用シューズとしてはフィット感とホールド感の問題で無理かな?自分はヒルクライム以外は結局元のシューズを使ってる。足にフィットすれば万能決戦用になる。試し履きができれば是非ともしたほうが良い、できなくてもヒルクライム決戦用なら買う価値はある。合法で、ルールに縛られることなく両足で200gくらい軽量化できるし。国内の希望小売価格は36000円で、自分は海外通販27000円+送料で30000円くらいになったので国内でも試し履きできればそんなに割高感はない。ただどちらにせよやっぱり高いかな?
価格評価→★★★☆☆(高いよー!)
評 価→★★★★☆(フィットすれば満点)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→ 205g 42サイズ(実測重量 227g I-Clickクリート含む 39サイズ)