購入価格 ¥失念
今年で使用5年近くになるカンパニョーロ・レコードの10 speedエルゴパワー。2008年モデルだと思うが、購入年は2007年だったかもしれない。最近物忘れが激しく、5年前のことなどあまり覚えていない。
特徴はシフトアップレバーの固さ。購入当初、不良品じゃないかと思ったほど固くてびっくりしたが、やがて固い変速フィールが好きになっていった。固いといっても乗車時に親指で押す分には問題ない。「カチ」とか「ガチャ」などというフィールではなく、「ガ ゴ ン」(←フォントサイズ72ポイントくらい)とでもいうような重々しい動作をする。「お前、レバー押す。俺、ワイヤー解除する。」みたいなエルゴとの対話が、そこにある(なんちゃって)。
この固い変速フィールは、年月を経るに従ってヤワになっていく。やがて、シフトアップ時に変速不良が出てくる。こうなるとオーバーホールの時期で、ライトインデックススプリング(型番EC-RE209)を交換する必要がある。
うちのレコードエルゴパワーも最近は「お前レバー押した。でも俺、ワイヤー解除できない。俺、故障。」みたいな反応になってきたので、先日バラしてEC-RE209を交換したら、まるで新品のようなフィールが復活した。
自分でバラしてメンテしやすいのも特徴ではないだろうか。カンパ公式サイトにあるPDFの設計図と、YouTubeに上がっているオーバーホール動画を見れば自分で分解修理が可能。
シフトアップ・シフトダウンともに、複数段一気変速できるのは気持ちいいし、固い操作感も気持ちいい。この固い操作感は、ケンタウルにもベローチェにもなかった(当時のコーラスだけ使ったことがないので、コーラスエルゴの使用感は不明だが)。あと私は手が小さめなので、この10sエルゴのコンパクトなブラケット形状はありがたい。
その後カンパは11 speedになったが、我が家の10 speedレコードはまだまだ現役なので買い替えの予定はなし。今年になって分解整備も身につけたので、大事に使っていこうと思う。
価格評価→★★★★☆ 安くはなかったものの耐久性を考えるとvalue for money
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2007 / 2008