CO2式のインフレータです。
コブラっぽい外観で、仏式と米式に対応しています。
CO2ボンベが1本と、手が冷たくならないようにボンベカバーがついてます。
本製品をボトルゲージに止めるオプションもついていた記憶があるんですが、
勘違いかもしれません。
ボンベカバーですが、困ったことにこれとボンベの摩擦抵抗が低くて滑ります。
もうちょっと滑りにくい素材にして欲しかったところです。
口金にはカバーがついて、ゴミが入らないようになっています。
こういう気配りは、嬉しいです。
口金にネジのタップがきってあり、私は定番品のグランジポンプアダプター
(
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2753&forum=92)
と組み合わせています。その方がホイール直付けよりも、作業しやすそうなので。
使う時は、コブラ背面のグレーの部分を持ち上げるのですが、これがちょっと硬い。
最初はプラスチックが割れないだろうな?と心配するほど硬かったです。
ボンベをセットして、持ち上げたグレーの部分をさらに押し上げると、ブシューと
CO2が放出される仕組みです。
グレーの丸いボタンみたいな部分を、いくら触ってもCO2は放出されません。
背面の黄色い輪っかが外れるようになっており、これをCO2ボンベの首に装着することで
ボンベを開封しない状態で、本体にセットすることができます。
要は、使わない時のためのものです。
外出先でパンクした時の非常用にと購入したのですが、とうとう使う日が
やってきてしまいました。
ただし、自宅で。
いや、だって、チューブレスタイヤのビートが上がんないんだもん。
フロアポンプで、シュコシュコやっても、隙間から盛大にエア漏れするだけで
暖簾に腕押し状態。
自宅でCO2ボンベを使うのは、貧乏性な私としては、かなり抵抗があったのですが、
あきらめて使ってしまいました。
CO2ボンベは1本ついてくるのですが、追加で3本買ってきました。
左が純正品で、右が追加購入したもの。
まず1本目の純正品から使います。
ちなみにボンベはスレッド有りです。
ねじ込むと、バシュ!!と一瞬エアが漏れてビビリましたが、それは一瞬だけ。
加減が分からんので、エイヤ!と勢いでエアを注入すると、パンパンという
気持ちいい音と共にビートがあがります。
おお~、フロアポンプでは歯が立たなかったのに。感動しました。
しかし、私の施工ミスにより、バルブの根元からエア漏れが・・・
バルブを直して、再挑戦。
ボンベ内のCO2は16gだと700cのタイヤ1本で使い切りなので
早くも1本消費。
次はパソコンパーツで言うバルク品みたいに売られていた1本315円の
CO2ボンベを使います。
さっきと同じようにねじ込むと、バシュとエア漏れした後、エア漏れが
止まりません。
しかも、今度はグレーの丸いボタンみたいなとこから、CO2が氷結したような
小さな粒が、バシュシュシュと飛び散ってきた。
イヤー!
ヤメテー!!
俺の、俺の315円が~!!
さらにねじ込んで、エア漏れを止めようにも、それ以上入りません。
結局、なす術なく1本無駄にしてしまった。
315円を無駄にしたショックから立ち直って、次のCO2ボンベを
使うことにします。
これを失敗すると、CO2ボンベが足りなくなってしまうので
ドキドキしながら、使ってみます。
すると、またもや氷結したCO2が飛び散りますが、今度はもう少しねじ込めて
エア漏れは止まりました。
そして、エア充填したチューブレスタイヤも問題無し。
ホイールはもう1本あり、CO2ボンベもあと1本。
後がない状況は変わらず。
ためらっていても先に進まんので、やってしまえ!!
2本目のCO2ボンベと同じような感じでしたが、成功です。
結果としては、以下の通り。
トピーク純正CO2ボンベの成功率:100%(1本中1本成功)
バルクっぽいCO2ボンベの成功率:67%(3本中2本成功)※
※私がたまたまハズレを掴んだ可能性があります。
上記結果と使ったときのCO2の漏れ方からするとトピーク純正のCO2ボンベが
いいんですが、トピーク純正って売ってるの見たことねーよ。
そして、失敗する場合のことを考えると、外出する際はCO2ボンベを2本は
持っていった方がよいということです。
まあ、それが分かっただけでも良しとしよう。
ボンベの口を比べてみると、微妙に形状が違いました。
左が純正で、右がバルクっぽいもの。
この差が、成功の分かれ道なんだろうか?
個人的興味として、各社のCO2ボンベを10本ずつ買ってきて、
成功するか、失敗するか統計をとってみたいんだが、私は貧乏性なんで
そんなブルジョワな実験できません。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★☆☆☆(相性の悪いボンベがある)