EASTON Havoc DH Handlebar
購入価格 ¥8,900
EASTONのダウンヒル用アルミライザーバーですが、EA70を長くして、ロゴをぺペっと変えただけかも、という気もします。
ハンドルバー購入に際してのアルミかカーボンかの選択ですが、MTBの場合、衝撃の問題に加え、ハンドルに数多くのクランプ部(自分の場合は10箇所)があるため、カーボンでは安心して乗れないということで、大概アルミを選びます。
アルミでも腕を柔らかく使えていれば、疲れるなんてことは無い、と個人的には思います。これはアルミフレームにも言えることで、身体を柔らかく使えていれば、長距離走るとキツイなんてことも無いと思っています。
さて、外観はと言いますと、ショットピーニング仕上げで、ややきめの細かい梨地ブラック。なんとも落ち着いた印象で、havoc(破壊、混乱などの意だそう)と呼ぶには似つかわしくない気もしますが。驚かされたのは、グリップやレバー装着部分は、梨地ではなくツルっとした表面処理に変更されていることです。なかなか心憎いではありませんか。
あまりの長さ(711mm)に購入時に幅を詰めるべきか迷いましたが、とりあえずはそのままで乗ることにしました。
で、乗ってみてまず気付いたのは、幅が広いおかげで、前輪への荷重のかかり具合を非常につかみやすい、という点です。具体的に説明しますと、ハンドルに上体を預けるようにしたり、手にかかる荷重をすっと抜いてやることで荷重移動をする訳ですが、どれだけの荷重が前後に配分されているかが、今までの640mm幅のハンドルに比べて非常に分かりやすいのです。上り下りでタイヤのグリップを存分に活かせるようになり、フロントリフトも様々な場面で多用できるようになりました。操縦する楽しみが増したとでも言いましょうか。
ということで、幅を詰めなくて正解でした。いや、あと数cm長くてもよいのではないかと思うくらいです。ちなみに2010年モデルのHavocは750mm幅だそうです。ただ、トレイルまで長距離を自走するには一般的には、この幅では苦しいところもあるかもしれません。トレイルまですぐという方や、トランポ派の方には一度試していただきたいと思いました。
最後に、トレイルでは幅広が災いして、樹木などにどうしてもヒットしやすいので、充分にご注意ください。
価格評価→★★★★☆(満足) 評 価→★★★★★(大満足)
年 式→2009 カタログ重量→375g(31.8サイズ)
|