購入価格 ¥7600(くらいだったか)
大型のフロントバッグを取り付ける際に、フロントキャリアは必需品と言える。
だが、純粋なロードに取り付けできるフロントキャリアは数少ない。
これはキャリパーブレーキ仕様のキャリア用ダボ穴の無いクロモリフォークと言う、今となっては古いフォークに使うニッチなフロントキャリアである。
なおカンチブレーキ仕様なら専用のもっと安いキャリアがある。
金属管で締め付けるのでカーボンフォークには使えない。
クロモリ製で丈夫ではあるが、高い。
ああもう、ほんとニッチ。
だがシマノのSTIレバーを使っていると、内側に飛び出したシフトワイヤーの為にフロントバッグが使いにくい事は、言わずと知れたことだろう。
つまりカンパを使うか、シマノだと7900かWレバーで使う時にしか出番は無い。
ますますニッチだ。
言ってみれば、古いレーサーをスポルティーフとして復活させる為の部品と言えようか。
だがフロントバッグならではの利点は多々ある。
走行中に補給食を取り出したり、地図を確認したり。
大型リアバックでは出来ない利便性がある。
なによりシルエットが美しいではないか!!
昔戦場を共にした相棒を、今度は旅の連れ合いとしたい向きには、最適の部品だろう。
……仕事帰りにスーパーで買った10kgの米を載せて走る、と言うことも可能と言えば可能だが。
ちなみに、取り付けの際にはブレードを金属ベルトで締め付けるわけだが、付属するネジの径はクイックシャフトと同じである。
つまり内側から締め付ければ、各社から出ているライトアダプターの取り付けが可能となる。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4321&forum=89ハンドルに取り付けたライトではフロントバッグが陰になって上手く路面を照らせないこともあるが、それも問題なく解決できる。
さすが日東、細かいところまで良く考えている。
価格評価→★★★☆☆(高いです。丈夫ではあるけれど)
評 価→★★★★★(使い勝手抜群)