購入価格 ¥1,759
クロスバイクのハンドルはフラットだ。
ロードバイクのドロップハンドルと違って、ポジションをあまり変えられない。
これは長時間・長距離の走行には至って不利だ。
ま、そもそも長時間・長距離の走行のための自転車ではないのだから、やむを得ない。
それでも何とかしたいということで生まれたのであろう、このバーエンド。
たしかにポジション、とりわけ握りの角度を変えることでかなり楽になるし、
平坦路を高速巡航(たかが知れているとはいえ)するときに前傾を深くでき、
登り坂での“引きつけ”にも有利だ。
しっかりした溶接で、製品としては好感が持てる。
長さは125mm。長すぎず、短すぎず。
手の小さな私だが、太からず、細からず。
緩やかなカーブも握りやすい。
しかし…である。
この製品は幅(厚み)が2cm近くある。すなわち左右で約4cm。
どうしたってハンドル・バーの幅を詰めたくなる。
高速巡航時には抵抗を減らすため、腕は広げたくない。
このままだと、バーエンドを握ると奴凧みたいになってしまうから。
で、バーを短縮したら…。
巡航時に合わせると、元のグリップ幅がかなり狭くなってしまうはずだ。
急坂を下るときはどこを握る?
安定させるには外側、この場合だとバーエンドなのだが、ここにはブレーキがない。
ブレーキをかけやすいようにすると、幅が狭い分だけ力が必要だ。
うーむ、難しい…。
タイムトライアルやトライアスロンバイクのDHハンドルはうまくできている。
広げると大きな説明書だが、書いてある内容は少ない。
(なくても困ることは、まずなさそう)
日本語の他に英語、西語、仏語、伊語、蘭語、瑞典語、独語、露語で書かれている。
価格評価→★★★★☆
評 価→★★★★☆
カタログ重量→ 155g