購入価格 ¥(完成車に付属)
この製品はシマノのROADとMTB共通のミドルグレード製品(105とSLX)であり、サイズ展開も多く(140~203mmまで)使ったことのある人も多くいると思いますが記事がなかったためレビューさせていただきます。
使用距離は約1000km、使用ローター径は前後とも160mm、ディスクロードが最近活況のためSM-RT800(ULTEGRAグレード)と比較してのレビューとなります。使用したブレーキキャリパーはどちらもBR-R7070(105)です。
制動力:
はっきり言って普通の場面であればこの製品で十分です。ブレーキのききが素直でスピードコントロールが楽にできます。上位になるとフルブレーキングの制動力は上がるのですが、きき方がこの製品とは変わってきます。
メンテナンス性:
センターロックのため、スプロケ外しに使う工具(TL-LR15など)でつけ外しでき、センターロックは6ボルトとは違って誰でも精度が同じなためローター一つで複数のホイールに気分によって付け替えながら運用するといったことが可能です。
最近は各メーカーがセンターロックのホイールを発売しているため、ホイール選択肢も数年前から見ると随分増えました。
見た目:
最重要です(キリッ
このローターはぱっと見6ボルトのように見えて実際はセンターロックという見た目騙しな製品なのですがデザインはどこにでもよくあるもので、没個性的です。
ましてこれより上位な製品(デュラ、アルテ、XTR、DeoreXT)は全て一目でわかるデザインを採用しており、ミドルグレードもそれを踏襲して欲しく、その点は残念でなりません。
値段:
リペアパーツとして考えると、上位モデルと比べるとやはり安く(前後ペアで6000円ぐらい)、私は完成車購入時に別ホイール用にアルテローターを購入しているのですが定価で約1万のため、その差は大きいです。(実際通常使用だと制動力は問題ありませんし)
総評
自転車界のインテルが出す製品はミドルグレードであっても普通に優秀な製品を出してくるので、見た目全振りの某C社や、変速より軽量化に振る某S社よりミドル以下のグレードはほんと一人勝ちとはよく言ったものですが(個人の見解です)、この製品もそれに漏れずほんとに使いやすい製品でオススメです。(見た目以外)
完成車だと105やSLXクラスだとついてくるものなので、性能で見るとレースに出るようなシリアスレーサーでもなければ、これで必要十分な制動力は確保されているため、購入と同時に入れ替える必要性は薄い製品と言えます。
※ちなみに、私は某C社と某S社のディスクブレーキを試乗で乗ったことがあるのですが、某S社はMTBが強いため普通に使えるのですがレバーのクセが強く人を選びます。(手の小さい人お断りみたいなあのツノ)
某C社は一応使えるのですが、11速版は調整がシビアで出来がよくないらしく(メンテスタッフの人が燃え尽きた真っ白な顔して話してくれました)12速になって良くなったらしいですがそれでも・・・
価格評価→★★★★★(←単体で買っても普通に安い)
評 価→★★★☆☆(←ザ★スタンダード)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→133g(実測重量132g)
※重量はローター径160mmのものです。