購入価格 ¥13,893(PBK)
国内定価 ¥19,800+税(カワシマサイクルサプライHPより)
カンパニョーロの公式のカタログ表記としては
「CENTAUR BLACK Power Shift 11s EP shifiting levers」になります。
タイトルは他レビューの表記に合わせて記載させて頂きました。
■まず最初に
私はシマニョーロを少々嗜んでおりまして,フルカンパの使用経験がありません。
レバーとしては過去にChorus2015,Potenza11,の使用経験があります。
歴戦のカンパユーザではありませんのでご容赦ください。
■Centaur 11s(2018)の購入について
ケンタウルが刷新され11sになるとのことで
貧乏シマニョーラーとしては手を出すしかないと思い購入しました。
あとなんかPotenza11より全体的に性能が良いとか記事でみたので・・・
(購入時点ではPotenza11をシマノとMiXして使用していました。)
レバーのセット内容は,「予めセットされているシフトインナー」「ブレーキインナー」
「各アウター」「ケーブルキャップ」「アジャスタ」「調整シム」です。
■カンパ内の互換について
公式にもありますが,他グレードとは互換がなくCentaur2018オンリーの模様です。
Potenza11といい最近は互換潰す方向で悲しいですね・・・
互換判定用の刻印は「D」です。
■パワーシフトと形状について
ご存知かとは思いますが,パワーシフトに分類されるレバーで,単発ダウンシフト最大3段アップシフトになります。
※カンパ公式で「Multiple upshifting (up to 3 gears)」「Ergonomic downshift lever position」
と,あるのですが個人的にアップはギアが重くなるほうなので逆のイメージです・・・
親指のレバーが単発なので「たれ耳」になっているのが特徴。
下ハンからのアクセスもよいです。
個人的にはウルトラシフトの水平や親指レバーより使いやすいです。
また,ダンシングする際もバイクを振りながら親指でパチンパチンとするのが操作しやすいです。
個人的に好きなのが,ブレーキレバー裏のアップシフトレバーがシマノとは違い単体で動くことです。
これが手前に引き寄せての操作ができたりするので,操作の自由度が高いです。
ブレーキレバーはウネウネとしており,ブラケットからも下ハンからもアクセス良好。
またリターンスプリングはブレーキレバーには無く,裏面のシフトレバーがブレーキレバーを押し上げています。
それほど強いものではなく,ブレーキレバーの戻る力がシマノほどオラァ!って感じで強力でないのも
カンパ独特なブレーキフィールに一役かっているように思えます。とても良い。
素材はマットなアルミです。キズは目立つかも・・・
■操作感について
親指のダウンシフトレバーはパチパチと小気味良く動作します。
変速されるタイミングは,基本的に押したときでは無く離した時です。
なぜ基本的にかというと,大→小ギアに変速する際に例えば11-32Tの場合
(※シマノのCS5800:11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32Tです)
32T→12Tは離したタイミングで変速し,
12T→11Tの最終変速だけは「押したときに」変速します。
小ギア→大ギアへの変速を行うブレーキ裏のアップシフトレバーは
変速タイミングは一律で倒した瞬間に変速します。
こちらもカチッカチッっと気持ちよく変速してくれるのですが最大3というのは嘘です。(!?)
なぜ嘘なのかというと,これも11-32Tの場合
11Tから始めた場合は,→12→13→14→16と4段いけます。
12Tから始めた場合も,→13→14→16→18と4段いけます。
13Tから始めた場合は,→14→16→18と3段です。
とりあえず実運用で混乱することはありません,3段分くらいしか使いません(w
あと,こんな事を気にする人もいないでしょう・・・
■シマニョーロ的運用について
この情報が必要な人はあまりいないと思いますが・・・
現在はCentaur2018RDと合わせていますが,
当初はRD5800-SSとCS4600(12-28T)の組み合わせで使っていました。
どうやら新シマノのRDと合わせるとシマノ10sに近いものになるようです。
当たり前ですが,1s殺す事になりますのでRD側で可動域を10s幅に制限します。
私はブレーキ裏のアップシフトレバー側で1s殺してました。
構成の詳細は下記です。
レバー:Centaur 11s(2018)
FD:Potenza11
RD:5800-ss(プーリーだけ5700のセンタロン)
CS:4600(12-28)
CN:HG601
FC:5800(50/34)
■レバーフードの欠点
全体的に大好きなレバーなのですが,欠点があります。
手のひらが当たる部分なのですが,ノッペリとしておりつるつると滑るのです。
登坂で大量に発汗する際は注意が必要です。
■総評
操作感とフィーリングは最高です。
そして,なんといっても安い…!
カンパのコンポがこの値段で買えるなんて,ありがたや。
私は二度とシマノのSTIレバーを使う事はないと思います。
ウルトラシフトが個人的に会わないので,カンパレバーの選択肢としてはコレしかありません。
価格評価→★★★★☆(ガイツーありがたや)
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→2018
カタログ重量→373g