Sram Red 22
購入価格 約¥200,000円
eTapの普及した今では今更感がありますが、RED22のレビューが上がってなかったのであげてみます。
5700・6700・7900を今まで使用しておりましたが、昨年暮れに山用のマシンを組むために導入しました。 ただし、チェーンとクランクだけは別のを使用しています。 当初はeTapの予定でしたが、山用なので軽さを優先して紐を選択。
・シフトレバー ダブルタップは初めてで触ったこともありませんでしたが、30分も乗ってみればシマノとの違いにも慣れました。 むしろダブルタップに慣れた後は、シマノのシフトストロークの長さと、握りの太さが苦手です。 トップ側に加速の際は小気味よく変速してくれますし、ロー側にも気持ち良く多段変速できます。 ハンドル周りの軽さはシマノと比べると歴然としており、上りでバイクを振る場面になるとSRAMの軽さは感動します。
シマノと比べても不利な点は無いと思います。 レバー一本でアップもダウンも軽く短いストロークで出来て非常に楽しいです。
・ブレーキ ブレーキの利きについては6700以上7900未満といったところで、ヒルクライムの帰りの長い下りでも全く不満はなく、ブレーキの掛け始めのマイルドな感じはシマノ以上です。 ただし、セッティングが少々難しく、ブレーキケーブルのアウターの長さの加減で方効きになりやすく、ケーブルの長さは微妙な調整が必要でした。
・フロントディレーラー シマノに比べてかなりシビアでした。 ROTOR 3D24とRIDEAの楕円リングを使っているのもあると思います。 アウターに上げる際に上がりきらないことや、外側に落ちることが多々あり、また、インターへの変速の際に内側に落ちることも多々ありました。 新しいフレームが最初の数週間で傷だらけに。 ただし、チェーンにヤフオクに出ているintrepidを使用しており、これが一因でした。 チェーンをシマノ6800に替えてから、満足なセッティングが出せるようになりました。 今でも無茶な動作をするとチェーン落ちに見舞われることが稀にあります。 羽根の作動域の調整が非常にシビアで、安心して使用するためには半年以上使った現在でも月に一度は調整が欠かせません。
シマノの5700でもRIDEA楕円リングとintrepidは使用していますが、この組み合わせではチェーン落ちは経験しておりません。
・リアディレーラー 音鳴りをしない範囲はシマノよりシビアですが、調整が決まると動作は小気味良く、シマノより快適です。 スプロケもシマノより断然軽く、スプロケの交換の際に手にすると笑いが止まりません。(←変態です) ただし値段が問題ですが・・・
ロー側を使い切った際にある問題の空打ちですが、これも非常にシビアです。 当初使ったintrepidのチェーンでは全然だめでした。 空打ちできる様にするとスポーク側に落ちること多々あり、落ちないようにすると空打ち出来ずにトップ側に変速して重くなります。 登りのとき、軽くするつもりが重くなると地獄です。 これも後にシマノのチェーンに変更することにより実用レベルに上がりました。 しかしFDと同様、安全に使用するためには毎月の調整が必須です。
・総評 intrepidのチェーンですが、5700や6700でも使っていますが、シマノとの組み合わせでは全く問題ありません。 とにかく、シマノに比べると調整が非常にシビアです。 シマノだったら多少ワイヤーが伸びようが、安いチェーンを使おうが、楕円リングを使おうが、トルクを抜かずに変速しようが全く問題が無い場面であっても、SRAMは一切の手抜きを許してくれない雰囲気があります。 しかしこれを乗り越えると素晴らしい操作性と軽さを与えてくれます。 今後新しいバイクを組むとしてもシマノには戻らないと思います。
価格評価→★★★★☆ 評 価→★★★★★ <オプション> 年 式→2016 重 量→すっごく軽い
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