購入価格: ¥0 (税込) ※BR-RS785に付属
標準価格: ¥361 ※2個(1セット)
『油圧ディスクの専用工具だが、ブレーキアウターケーブルも固定可能。切断面をきれいにするのに利用できる』
■ 使い終わったTL-BH61を利用
油圧用デュアルコントロールレバー ST-RS505には、TL-BH61という工具が4個(2セット)付属する。TL-BH61は油圧式ディスクブレーキのブレーキホースにコネクターインサートを圧入する際に必要な工具で、これがあればバイス(万力)でブレーキホースを挟み、コネクターインサートをハンマーでまっすぐたたいて圧入できる。
コネクターインサートを圧入した後は、ブレーキホースを交換しないかぎり必要のないものだが、私はこれをキャリパーブレーキのブレーキアウターケーブルの切断面の処理に使ってみた。
ワイヤーカッターで切断した後のブレーキアウターケーブルは、切断面がつぶれたりバリが出たりする。つぶれた切断面は千枚通して穴を丸く整えればいいが、アウターケーブルを手で持って棒ヤスリで切断面のバリをとると、切断面が斜めになってしまうことがある。
そこで、TLBH61をブレーキアウターケーブルに取り付けて万力で固定し、ブレーキアウターケーブルを垂直に立ててからヤスリがけをしたところ、切断面が斜めにならずきれいに仕上げることができた。
このとき、アウターチューブやライナーが棒ヤスリでほつれた感じになるので、これをカッターナイフで切り取ればさらにきれいに仕上がる。あらかじめアウターチューブを0.5mmほど切っておくのもひとつの方法だ。
この小技はブレーキホースとブレーキアウターケーブルの外径が同じ5mmだからできることだ。シフトアウターケーブルでは試していないが、外径が4mmなので、ビニールテープなどを巻かないと固定できない可能性がある。
思いつきでやってみたが、ブレーキアウターケーブルを手で持つよりも効率良く作業できた。もっと鋭利なワイヤーカッターがあれば、さらにきれいに仕上がるはずなので、いずれは工具の方も交換したい。
油圧式ディスクブレーキのブレーキホースにコネクターインサートを圧入(左)
ブレーキアウターケーブルを固定してヤスリがけ。この後カッターナイフで仕上げた(右)
価格評価→★★★★★ (買ってまでやることはないけどあれば便利)
評 価→★★★★☆ (ブレーキアウターケーブルを手で持つよりも作業しやすい)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー